レオナルド・ダヴィンチに捧げるピニンファリーナの特別限定品

イタリア最大のカロッツェリア・ピニンファリーナ社がプロデュースする筆記具コレクションの特別限定品が日本でも発売開始された。 没後500周年を迎えるレオナルド・ダヴィンチへのオマージュが込められている

2019年は、名画『モナ・リザ』の作者として知られるレオナルド・ダヴィンチ(1452‐1519)の没後500周年にあたる。日本家として有名なダヴィンチだが、実は絵画だけでなく彫刻・建築・物理学・天文学などあらゆる分野に精通する“万能の天才”であった。このルネサンスの偉人に敬意を表して、ピニンファリーナが特別限定品を製作したのだ。


500周年限定インクレスペン 自画像 1万8000円+税
「インクのいらないペン」ピニンファリーナ・カンビアーノの限定パッケージ。ペンスタンドにもなる木箱には、ダヴィンチの自画像がロガリズミック・スパイラル(渦巻線)上に並んだ点で描かれている。


500周年限定ボールペン 自画像 1万7000円+税
ピニンファリーナ・カンビアーノの流麗なデザインはそのままに、日常使いしやすいボールペン芯を搭載。インクレスペンと同様、ダヴィンチの自画像を描いた限定パッケージ入り。


500周年限定ピウマBOXセット ペアウッド/メープル 各1万2000円+税
すべて木でできたペン軸には、レオナルド・ダヴィンチの特徴的な“鏡文字”(左右反転した文字)のサインが刻印されている。インクレスペンと相性の良いストーンペーパーのメモパッドと、ダヴィンチの業績を紹介したブックレットがセット。


500周年限定2本セット ハンド 3万5000+税
カンビアーノのインクレスペンとボールペンの2本セット。パッケージのデザインは、1474年に描かれた『手の研究』をモチーフにしている。ダヴィンチのデッサン力の高さを示すだけでなく、2つの箱を並べかえても絵がつながるという遊び心あるデザインとなっている。

このインクレスペンとは、ピニンファリーナが開発したもので、特殊合金「イーサーグラフ」のペン先が紙との摩擦によって筆跡を残す画期的な筆記具である。


開発のヒントになったのは、鉛筆が発明されるより前のルネサンス時代に使われていた「シルバーポイント」と呼ばれる技術。当時、レオナルド・ダヴィンチやラファエロなどの芸術家たちは、細い線を描くのに銀を用いていたが、準備として紙の表面に特殊な処理が必要であった。これを普通の紙にも書けるように改良し、現代に蘇らせたのがピニンファリーナのインクレスペンなのだ。

一風変わったプレゼントにも最適な一品であろう。



https://diamond.gr.jp/brand_dia/pininfarina-segno/

オクタン日本版編集部

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