ミケロッティの功績を後世に残す集大成本「Giovanni Michelotti」

Fondazione Negri

数々の名車のデザインを手掛け、自動車史上にその名を刻むデザイナー、ジョヴァンニ・ミケロッティの集大成ともいえる本が出版された。ミケロッティはジウジアーロを上回る、個人としては最大の数の自動車を手掛けたが、フリーランスという姿勢を貫いた唯一の自動車デザイナー。生涯、カロッツェリアにはならなかった彼が残した功績は素晴らしいものだ。

ミケロッティはイタリアのみならず、BMWのデザイン言語を構築、またトライアンフ、アルピーヌといった自動車史に刻印を残す名車を生み出した。日野コンテッサを手掛けたこともあって、日本との縁も深い。



欧州では高い評価を受けているミケロッティだが、本人が控えめだったことから、これまで彼に関する書籍はあまり出版されていなかったという。今回出版された本には433枚の写真や資料を収録。すべてのコピーライトを所有する彼の子息が編纂したという点でも信用性が高く、資料としての価値も高い。ミケロッティの功績を「残す」という意味でも大変貴重な一冊となるだろう。



GIOVANNI MICHELOTTI A FREE STYLIST
Edgardo Michelotti、Giancarlo Cavallini 著
288ページ、イタリア語または英語、58ユーロ
Fondazione Negri 刊
www.negri.it

Octane Japan 編集部

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