モータースポーツ最高峰で活躍する3名の共演が実現|JAPAN RACERS SQUAD

Katsunori KISHIDA, Octane Japan

レッドブル・エアレース・チャンピオンの室屋義秀選手、インディ500覇者の佐藤琢磨選手、MotoGPで活躍中の中上貴晶選手。世界最高峰の舞台で戦う3名のレーサーの共演が実現した。これは、ブライトリングが実施している「世界的に有名なさまざまな分野のプロがチーム(スクワッド)を組み、情熱や目標やミッションを分かち合い、一体となって活動する」という「スクワッド・コンセプト」の一環だ。「ジェット・スクワッド」「サーファー・スクワッド」「エクスプローラー・スクワッド」「シネマ・スクワッド」「トライアスロン・スクワッド」などが存在する。この「スクワッド・コンセプト」の日本独自チームとして立ち上がったのが、冒頭の3選手による「ジャパン・レーサーズ・スクワッド」である。

2018年から「一緒にアクションしよう!」と話し合ってきた3選手が集まり、公募で選ばれたファンの前でのトークイベントが12月8日に東京都内で開催された。今シーズンの振り返りや、それぞれの戦いに挑む気概などを語る「レーサーズ・セッション」と、子どもたちに向けて夢の大切さやその実現方法を語る「ドリーム・セッション」の二部構成で行われた。octane.jpでは、第一部の「レーサーズ・セッション」の模様をお届けしよう。



抽選で選ばれた幸運なファン150組300名が待ち受けるなか始まった「レーサーズ・セッション」。オープニングの自己紹介の際には、3選手がそれぞれ好きな食べ物や嫌いな食べ物、好きなラーメンの種類を語るなど、ラフでリラックスした雰囲気で始まった。

2019シーズンの振り返りでは、レッドブル・エアレースをシーズン4戦中3戦制した室屋選手に対して、佐藤選手は「勝率75%ってすごいよね。インディなんて3勝したらチャンピオン(笑)…で、ヨシさんはなんで総合優勝できなかったの?」と、ファンの気持ちを代弁するかのように率直に質問する。年間獲得ポイントで総合優勝には1ポイント及ばなかったと語る室屋選手も実に悔しそうだ。



レッドブル・エアレース千葉大会の際には、室屋選手は食いしばりすぎて歯が欠けてしまったほど気を揉みながらのレースだったそうだが、ホームレース独特のエネルギーを周りから受けて母国で優勝を飾ることができ、満足のいく締め括りになったという。海外での試合経験が豊富な3選手だが、やはり母国日本のレースでは特別な力を発揮することができるというのが共通の認識のようだ。佐藤選手もF1参戦時代には鈴鹿サーキットの日本グランプリでは特別な気持ちになったというし、中上選手もツインリンクもてぎで行われるMotoGP日本グランプリのときには、各コーナーにある応援旗や日本国旗などからパワーをもらえると語った。

Words: Octane Japan, Photography: Katsunori KISHIDA, Octane Japan

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