ミシュランタイヤ 日本で開発した自信作 SAVER4を発表

Octane Japan

1993年のMXGS発売以来、環境対応タイヤのパイオニアとして26年のミシュラン。より良いタイヤを市場に送り出すべく、製品開発を行っている。2013年に発表した現行品のENERGY SAVER+は国内外のあらゆる車に標準装備され、様々な要望に答える製品として、顧客からはもちろん、旅客運送業のプロであるタクシードライバーからも支持を受けているという。そのSAVER+を更に改善させたものが今回発表されたウェットブレーキ性能と快適性を両立させた低燃費タイヤ「MICHELIN ENERGY SAVER4 」だ。

日本ミシュランタイヤ代表取締役社長ポール・ペリニオ氏は、「ご存知の通り、自動車業界は100年に1度の変革期です。この進化はこの後も更にスピードアップして進んでいくことに違いありません。また、タイヤメーカーにも変化が求められており、環境に対応し、性能を上げていくことが重要です。また、タイヤに求められるすべての性能を犠牲にしない”ミシュラン トータル パフォーマンス"がこれまでも、このあとも重要になると信じています」と語った。

また、「低燃費タイヤは革新的な製品として非常に受け入れられました。ミシュランも1993年に初めて日本市場に入ってから26年にわたり、現在のモデルまで多くのユーザにお届けしてまいりました。日本における低燃タイヤの普及率は全体の7割以上。それに伴い、求められる性能も高まってきました。今回発表するのはミシュランの技術を集結させた集大成です」と新商品にかける意気込みも感じられた。

開発にあたっては「タイヤについては詳しくないが、家族のためにも安心感のあるものを使いたい」「通勤など生活に欠かせないからこそ、安全性を一番に考えたい」「低燃費といえ、快適性を含め性能を犠牲にはしたくない」というような声をターゲットの声として設定。合わせて、カスタマーからよく問い合わせのある「ミシュランは外国車にしか合わないのでは?」「軽自動車には使えないのでしょうか?」という声にも答えるべく、日本のお客様や土地性質に合わせて日本で開發したタイヤであることを訴えていきたいう。ちなみにミシュランでは世界で3つの研究拠点を持っており、フランスではヨーロッパ向け、アメリカでは北米向け、日本では日本を中心としたアジア向けの開発を行っている。

今回、向上した性能は以下の3つ。新配合のコンパウンドを採用し、ウェットグリップ性能は約5,5%向上。また、タイヤの縦溝幅を最適化することでパターンノイズを5%低減した。加えてアンダートレットラバーを採用することにより、ロードノイズ9%削減を達成し、転がり抵抗の維持にも寄与している。

タイヤのサイズ展開は23サイズ。2020年2月よりオープン価格にて販売を開始する。

オクタン日本版編集部

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