BMW 電気駆動モデルが過去最高セールスを更新│2025年には25種類に

BMW

2019年度も様々なモデルを生み出したBMWグループ。11月も引き続き好調な業績を維持し、グローバル販売は前年同月比1.4%増の22万5662台を記録した。プレミアム・ブランドであるBMW、MINI、ロールス・ロイスの本年11月末までの累計販売台数は、前年同期比1.7%増の合計229万6174台だったという。

「11月に再び成長を遂げたことで、今年は計画通りに新記録を更新できる目途がつきつつありあります」と、BMWカスタマー、ブランド&セールス担当取締役上級副社長のピーター・ノータは述べ、さらに「11月は特にBMWグループの電気駆動モデルが好調で、販売実績では18.4%増加して史上最高記録を更新しました。11月に販売されたBMW 5シリーズ セダンの5台に1台はプラグイン ハイブリッド モデルでした」と続けた。

人気を集めるラグジュアリー・セグメントに加え、特にBMW Xモデルは、新型もLCIモデルもどちらもこの成長に寄与し、11月末までの累計販売台数は前年同期比23.1%増の87万267台を記録。また、11月には人気の高いBMW 3シリーズ セダン(前年同月比33.7%増)およびツーリング(同21.6%増)も2桁台の高い成長を記録している。

そして、現代社会において注目されている、電気駆動モデルの販売台数は、過去最高の1万7480台を達成した。(この記録にはプラグイン ハイブリッド モデル(前年同月比20.3%増)の1万3590台も含まれる)BMW i3とBMW i8を擁するBMW iブランドも同じく前年同月比18.0%増の3万8497台となり、年間を通して堅調な販売傾向を維持。プラグイン・ハイブリッド・モデルMINIクーパーSEクロスオーバーALL4*は、11月に約50%増加して1950台が販売された。

このような数字から、電気自動車に対するユーザーの関心の高さが反映されているといえよう。この流れをさらに盛り上げるため、BMWグループは2021年までに電動車両用としてドイツ国内に4100ヵ所以上の充電スタンドを用意するそうだ。

加えて、eモビリティのパイオニアとして、2021年末までに100万台の電動駆動モデルを販売する計画。これにより、2021年までにヨーロッパで販売されるBMWグループ車両の4台に1台が電動化されることになるのだ。2025年には3台に1台が、また2030年には約半数が電動化される見込みで、2023年までに25種類の電気駆動モデルを市場導入する予定であり、その半数以上がピュアEVとなるという。

BMWが盛り上げていくEVの世界にも注目していきたい。

オクタン日本版編集部

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