これもまた時計文化の継承者│モンブラン1858の時計産業

伝統を受け継いできた“味わい”を楽しむヘリテージウォッチは、必ずしも創業年が古いブランドだけの特権ではない。名門筆記具ブランドであるモンブランは、1997年から時計産業に本格参入している。その際にスイスの老舗時計ブランド、ミネルバを傘下に収めた。そしてミネルバの歴史と伝統からノウハウを学び、その文化を継承しながら、モンブランとしての時計の歴史を書き加えていったのだ。

「モンブラン1858 」ラインは、1920~30年代にかけて登山家や冒険家によって愛用されたミネルバの時計のエッセンスを表現したもの。味わい深い色調のブロンズ素材のケースにカーキグリーン色のダイヤルを組み合わせており、使い込まれた古道具のような味わい深い表情を作る。クロノグラフモデルは、二つのサブダイヤルを横に並べることで、クラシカルな味わいと雰囲気をさらに高めている。


モンブラン1858 オートマティック クロノグラフリミテッドエディション1858
銅と錫の合金であるブロンズは、酸化しやすいため使用していると徐々に風合いを増していく。世界限定1858本。自動巻き、ブロンズケース、ケース径42㎜、約48時間パワーリザーブ、10気圧防水。56万5000円(モンブラン コンタクトセンター TEL:0120-39 -4810)

文:篠田哲生 写真:岡村昌宏(CROSSOVER / P88-89 ) Words:Tetsuo SHINODA Photography:Masahiro OKAMURA

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