ホンダ・レーシング 31年ぶりの栄光!ダカールラリーで総合優勝

Honda racing

2020年からサウジアラビアを舞台に開催されているダカールラリーが、1月17日(金)に最終の第12ステージを終了し、ワークスマシン CRF450 RALLYに乗る、モンスター・エナジー・ホンダ・チームのリッキー・ブラベック選手が、二輪車部門の総合優勝を獲得した。

これはホンダにとって、1989年に優勝して以来31年ぶりのダカールラリーでの総合優勝となる。ホンダは1981年のパリ・ダカールラリー第3回大会から参戦、1986年にNXR750で優勝するとその後1989年まで4連覇を果たした。1990年からは参戦を休止した後、2013年当時、南米で開催されていたダカールラリーに「CRF450 RALLY」で復帰。2015年と2018年には総合2位を獲得するもの優勝に手が届かない状況が続いていたが、今回復帰後8年目にして総合優勝することができたのだ。また、ブラベック選手はこの勝利により、ダカールラリーで総合優勝を遂げた「最初のアメリカ人」として新たな歴史を刻むことになった。



ダカールラリーは1979年より開催され今年で42回目になる。「世界一過酷なモータースポーツ競技」と呼ばれ、サウジアラビアで開催された今年の大会は、13日間で全12ステージを走行し総走行距離は7000km以上、走行ルートの75%が砂漠地帯でレースが行われた。

今回の優勝について、リッキー・ブラベック選手は、「とうとうやりました。ホンダにとっても、チームにとってもこれ以上嬉しい勝利はないと思います。非常にタフで、距離も長いレースでしたが、チームは一体となり、ライダー、そしてメカニックも最高の仕事ができました。今日の最終ステージでは、マシンも非常に調子良く、みんな無事にここまで来ることが第一の目的でした。ホンダチームそして我々をサポートしてくれたスポンサーの皆さまにこの上なく感謝しています。そして去年までチームメイトだったパウロ・ゴンサルヴェス選手にも、心から感謝しています。サウジアラビアで初めて開催されたダカールラリーですが、とにかく景色が素晴らしい。来年もまた参戦します」とコメントした。



ホンダ・レーシング代表取締役社長を務める野村欣滋は、「まずは、リッキー・ブラベック選手、優勝おめでとう。また、バレダ選手、ベナバイズ選手、コルネホ選手、いずれも素晴らしい結果をありがとう。そして、選手を支えたすべてのチームスタッフ、すべての開発チームの皆さん、ご苦労さまでした。復帰してから8年目で、ようやく念願の優勝にたどりつけました。この7年間の敗戦から学び、そして関係者すべてで積み重ねた努力の結果が、この素晴らしい結果をもたらしてくれました。すなわち、これまでの7年間でダカールラリーに関わったすべてメンバーの努力がもたらしてくれたチームHondaの勝利です。そして、忘れてはならないのが、昨年までの6年間、我々と闘ってくれたゴンサルヴェス選手の大きな貢献が、この素晴らしい結果をもたらしてくれたということです。ゴンサルヴェス選手への感謝の意を表するとともに、ご冥福をお祈りしたいと思います。最後になりましたが、我々を支えて頂いたスポンサーの皆さま、そしてこれまで応援頂いたファンの皆さまに、深く感謝申し上げます」と喜びと共に、感謝の言葉を述べた。

オクタン日本版編集部

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