なぜ乗られなかった?30年間で走行距離6390km│特別カラーのランボルギーニ・カウンタック

約30年間、ワンオーナーで走行距離はたったの6390kmというランボルギーニ・カウンタック 25th アニバーサリーがオークションに登場。世界中のカウンタックファンから注目の的になっている。

このカウンタックが出品されるオークションは、2月22日と23日で開催されるレース・レトロ・オークションで、まだ推定落札価格は発表されていない。オレンジに身をつつんだカウンタックは、ワンオーナーでしまい込まれていたために6000km弱しか刻まれていない新車同然の状態ということだけでなく、67台製造された右ハンドルタイプのうちの1台であるという点も注目されている理由のひとつだ。

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所有していたオーナーはカウンタックのコレクターで、製造過程で自らファクトリーに足を運ぶほどのエンスージアストだったそう。1990年に最終モデルのアニバーサリーを手に入れると、ワンオフのカラーにして欲しいとファクトリーを訪ね、ミウラと同じ特別なオレンジのカラーリングが施された。しかし、初代カウンタックなども含め、他にも乗るカウンタックがあったためにアニバーサリーは1995年まで少し乗る程度でそれからはしまい込まれることになったのである。



2017年にオーナーが200万円程でショップに委託し、今回オークションに出展されることになったそうだ。ドキュメントやレシート類、ランボルギーニ純正のドライビンググローブなどもすべて残されていたために付属して販売される。



"これは注目に値する車でしょう。はじめて見た時はこの美しい状態に目を疑いましたよ。カラーも貴重ですし、コンディションも最高です。特別なコレクターが所有すべき1台です"とシルバーストンオークションのスペシャリスト、ライオネル・アボットはコメントした。

オクタン日本版編集部

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