貴重なクラシックカーが勢揃い!パリで開催中のボナムスオークション

Photography: Tomonari SAKURAI

フランス・パリで開催されているレトロモビル。RMサザビーズのオークションが行われている会場からセーヌ川を挟んで北側に行くと、シャンゼリゼ大通りの手前に1900年に建てられたグラン・パレがある。そこではRMサザビーズと同様に、ボナムスのオークションが開催されている。

グラン・パレに近づくと長蛇の列が出来ていた。まさか、オークションの下見にこの長蛇の列が出来ているわけはない。それはエル・グレコの大回顧展の列だった。昨年10月からの展覧会はいよいよ閉幕が近づいてきており、駆け込みというところだろう。グラン・パレは1900年からの展示会場と併せて、国立美術館としての一角を持つ。


1931年のオーストラリアGPを制したブガッティType39と、生まれたときから現代のクラシックカーイベントで戦い続けるタルボAV105。


イギリスのボナムスが行うこのオークションでは、グラン・パレの天井がガラス張りで車を美しく見ることが出来る。光と背景が美しい会場で行われるのだ。中でも注目の一台は、1931年 ブガッティ Type55 2シーター スーパースポーツ。1932年のル・マン24時間にゼッケン15を付け、ワークスカーとして参戦した生い立ちを持つ。1933年にはパリーニース・ラリーを駆け抜けたり当時のレースカーとして活躍した。ワークスカーだけあって資料や写真が豊富に残っており、今回のオークションのカタログでもそのストーリーのために22ページも費やしているほど。予想落札価格は5億円。


ル・マン24時間レースにワークスカーとして参戦したブガッティType55 Supersport。


アルファロメオとザガートによるボディを持つ1900C SZ クーペの隣には、マセラティ100周年を記念してザガートによって作られたマセラティ・モストロ・ザガートが。このモデルはワンオーナーで走行距離は1000kmという。


ザガートデザインのアルファロメオ1900C SZ。


マイクロカーメーカーのゴゴモービルの製作したGTクーペをBMWがエンジンを3リッターV8にして制作したプロトタイプBMW GLAS 3000 V8。市販化されず、このプロトタイプが1台のみ作られた貴重なもの。


プロトタイプBMW GLAS 3000 V8

気になった車両は写真を見ていただくとして、明日からは今真っ最中のレトロモビルをお伝えしていきたいと思う。引き続きパリからの通信をお楽しみに!

写真&文:櫻井朋成 Photography&words: Tomonari SAKURAI

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