レーシングマシンの購入もその場でできる!車の蚤の市 レトロモビル現地レポート

Photography: Tomonari SAKURAI

大盛況のレトロモビル。その第二弾をお送りする。前回は、オートジャンブルのようなコレクションやパーツの即売会あり、オークションあり、そして特別展示ありといった様子をご覧いただいた。

今回は会場の1/3を埋め尽くすディーラー、ショップの出展からピックアップする。スイスのLUKAS HUNI AGの展示は、毎年貴重なコレクションをテーマ毎に、これ以上ないというコンディションを基本的に展示してくる。今年はアルファロメオのコレクションが一堂に並んだ。

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ドイツのAlex SchuetteからはBMW 507シリーズ1 ロードスターが展示された。BMWの車両の中でもキドニーグリルを持たないモデルで254台しか生産されていない。その中でもここで展示されたのはミッレ ミリアに出場したモデルだ。BMWはメーカーとしてミッレ ミリアと密接な関係を持っていながら優勝したのは1940年の328くらいしかいない。積極的にミッレミリアに参戦してきたとは思えないBMW。だから余計にこのミッレ ミリアに出場した507は貴重なモデルなのだ。


そのミッレミリア用のワークスマシン。


今年も開催されるル・マン クラシックなどのメインスポンサーでもあるリシャール ミルのブースではマクラーレンがいつものように並べられている。その中でも日本人初のル・マン優勝となった関谷がドライブしたマクラーレンGTR F1が展示されていた。


日本人初のル・マン優勝パイロット関谷選手のマクラーレンF1 GTR。

 
1952年のジャガーXK120のファクトリー・プロトタイプなど世に一台しか無いものまで、希望すれば購入出来るのだ。それはレーシングカーも同様で、ル・マンを駆け抜けた日産のR390であり、ザウバーメルセデスのC9そしてフォミュラーマシンなども出会えるのだ。


ジャッキー・イクスによって1971年に駆け抜けたフェラーリ312B2。


さて、次回はレトロモビル現地レポート最終回としてメーカー出展しているブースを中心にお伝えしていこうと思うのでお楽しみに!

文:櫻井朋成 words: Tomonari SAKURAI

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