スポーツカーと同じカーボンのギター?│サリーンをイメージしたギターをフェンダーが製作!

Fender

世界有数のギターメーカーであるフェンダーが、アメリカを拠点とするスーパーカーメーカー サリーン1へのオマージュを込めた一本を製作した。

プロジェクトのきっかけは、バーでの出来事だったそう。ある日、フェンダー・カスタム・ショップのマスターでもあり、車ファンでもあるロン・ソーンの隣に座った男性がサリーンのTシャツを着ていた。その男性はサリーンに務めていた。サリーンの拠点はカリフォルニア・コロナにあるフェンダーの施設から近かったのだ。ロンは男性に、「サリーンでは今どのようなことを行っているのか?」と尋ねたところ、「1000馬力のスポーツカーを作ること」という答えが返ってきたという。そして、ソーンの頭にスペシャルプロジェクトのアイデアが浮かんだのであった。

このストラトキャスターは、他のフェンダーギターとはまったく異なる作りになっている。ボディはカーボン製で、サリーンのスポーツカーと同じキャンディレッドになっている。このペイントは、サリーンの職人たちによって車と同じように5層で仕上げられている。フレットボードとヘッドもカーボン製だ。サリーンのスポーツカーはリアウィンドウの下にエンジンが格納されているが、それを模してソーンはピックアップも着色ガラスの下に搭載させた。



ノーマルなギターでは、コントロールノブやスイッチ類はボディに付けられているものだがこのギターではすべてペダルボードでコントロールを行うという。もちろん、クラッチ、ブレーキなどスポーツカーで見られる足元のコントロールをイメージしたものだ。



フェンダーは、1999年にフォード・マスタングの35周年記念モデルも発表しており、これが自動車メーカーとのコラボレーションにおいては2回目となる。

サリーンとのコラボレーションモデルは2020年から市販化予定で、価格は3万3000ドル(約363万円)とのこと。

 

オクタン日本版編集部

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