42年間眠っていたランボルギーニ・ミウラ│プレゼントされた特別な一台だった?

Coys

1966年のヒット曲‘In the Days of King Otto’は、ギリシャ以外の国では知られていない存在かもしれない。しかし、それはシンガーでもありラリー・ドライバーでもあったスタマティス・ココタスにとっては大きな成功となったのだった。1970年前半に、ココタスの友人でもありファンでもあった実業家のアリストテレス・オナシスから、その成功を祝うプレゼントがあった。それはブラウンメタリックのランボルギーニ・ミウラであったのだ。

ココタスは、大の車好きでシンガーでもありながらラリー ドライバーとしても活躍した。特に速い車を好み、1970年代には彼がシンガーとして成功し得た収入をすべて資金として、車を購入しコレクションを築いていた。そんな彼にオナシスは1969年 ミウラ P400Sをプレゼントしたのだ。



そのミウラは、エアコンやパワーウィンドウが備えられ、パッセンジャー側には掴むためのハンドルも見られた。さらには、ステアリングホイールにはビスポークで装飾が施されている特別なミウラだ。

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そんな一台が、42年間ヒルトン・アテネの地下に停められたままになっていた状態のところを2004年に発見された。なぜ、ココタスがそこに置いたままにしていたのかは謎のままだが、2012年12月にイギリスでのオークションに出品された。ホコリを被り、外装は良い状態とはいえないものの走行距離は5万2000マイル(約8万3600km)で、エンジンもマッチングナンバー、何もレストアが施されていないというコレクターにとっては魅力的な一台であったはずだ。このブラウンメタリックカラーのボディにタンレザーのインテリアが組み合わされているのも美しい。



しかし、推定落札価格の32万ポンド~37万ポンドからは遠ざかり、26万ポンド(約3500万円)での落札となった。今頃は、綺麗にレストアされ世界のどこかで走っていることだろう。なぜ、42年間もココタスがミウラを放置していたのかは、謎のままだ。

オクタン日本版編集部

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