レプリカでも驚きの価格!│メルセデス・ベンツ伝説の「レッドピッグ」の魅力

RM Sotheby's

メルセデス・ベンツの歴史に残る一台といえば、300SEL 6.3をベースにした“レッドピッグ”が挙げられる。最初にレース参戦したメルセデス・ベンツで、1971年 スパ・フランコルシャンにてクラス優勝、総合でも2位という輝かしい成績をおさめた。

6.8リッター V8エンジンを搭載したレッドピッグは、驚異的な速さを誇り世界中の人を魅了した。チューニングを施し、エキサイティングな一台へと仕上げるAMGの原点ともいえる存在ともいえる。例えば、レッドピッグとなった300SELには、エンジンのボアアップだけでなくアルミニウム製のドア、大径タイヤなどのカスタムが加えられた。オリジナルのレッドピッグはオフィシャルでのテスト中に破壊されてしまい、レプリカが製作された。



レプリカも人気があり、2020年にパリで開催されたオークションにて出品された一台は43万2500ユーロ(約5146万円)で落札された。出品された一台は、1969年 300SEL 6.3をベースとしており、メルセデス・ベンツのスペシャリストによって製作されたもの

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韓国人オーナーが購入し、これまでに800kmも走行していないという状態だ。ベース車の相場からは5倍以上となっているが、レプリカですらレッドピッグにはこれほどの価値があるということなのであろう。むしろ、レプリカの方が気軽に乗れて日常使いにはちょうど良いかもしれない。

オクタン日本版編集部

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