注目のビスポーク・スポーツカーを手がけるRUF│初のオフロードカーコンセプト発表

RUF

パフォーマンスと日常使用への適合を両立したビスポーク・スポーツカーを創り出す自動車メーカー RUF AUTOMOBILE GmbH(ドイツ)は、カーボンファイバーモノコックシャシーを用いた初のオフロードカーとなるスタディモデルRodeo Conceptと、自然吸気エンジンを採用したRUF SCRのプロダクションモデルを初公開した。

Rodeo Conceptは、CTR Anniversary及びSCRと共通したカーボンファイバーモノコックシャシーを採用し、4輪駆動システム、全地形対応の大型タイヤ、ロングストロークサスペンション等を組み合わせる事で、オフロード・ユースに適応。Rodeo Conceptは、自然吸気、過給器付、どちらのRUF 水平対向6気筒エンジンにも対応している。スリリングなドライビングを味わえる車両製作をテーマとし、スポーティーな車両及びウエスタン文化への愛情を形にしたスタディモデルである。



合わせて発表された車両は、2018年にジュネーヴ・モーターショーにてプロトタイプが発表されたRUF SCRのプロダクションモデル。4リッター自然吸気水平対向6気筒エンジンは、510馬力、470Nmのトルクを発生。カーボンモノコックシャシー及びカーボンボディシェルによる総重量1250kgの超軽量設計により、2.45kg/psのパワーウェイトレシオを実現している。トランスミッションには、ZF社との共同開発による6段マニュアルギアボックスを採用した。



SCR及びCTR Anniversaryのデザインをアロイス・ルーフと共に手掛けたのは、PORSCHE 959や様々なポルシェ車両デザインを担い、後にAudi TTやVolkswagen New Beetleなどをデザインしたフリーマン・トーマスだ。新たにSCRプロダクションモデルでデザインされたのは、ホエールテールウイング。強力なダウンフォースを生成し、最高速度320km/hでも高い安定性を確保するという。



前後プッシュロッド式ダブルウィッシュボーンサスペンションには、電子制御式ダンパーを搭載。走行状況に応じて、サスペンションの減衰力を、4輪独立して常時最適化し続ける。またコンソールに配置されたダイヤルによって、サスペンションセッティングを5つのプロファイルの中から変更する事が可能。本サスペンションシステムは、CTR Anniversaryプロダクションモデルにも採用されている。


これらモデルを紹介する動画が、RUF公式インスタグラム及びフェイスブックにて、3月10日 午前2時(日本時間)に公開される。後日、株式会社RTC公式フェイスブックにて、日本語字幕付動画を公開予定。

オクタン日本版編集部

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