現在のフランス事情は?│2020年も開催 一大イベント ル・マン・クラシック振り返る

Photography: Tomonari SAKURAI

フランス在住カメラマンの現地レポートをお届け。「目に見えない敵との戦争状態に入った」とフランスのマクロン大統領は非常事態を宣言、戒厳令を発動した。フランス軍は感染者移送のための特別訓練をはじめ、街には国家警察、憲兵隊が巡回している。市民が外出するには政府の指定した用紙をダウンロードして、そこに外出の理由を記載し携帯しなければいけない。その理由も病院に行く、生活のための買い物に行くなど最小限に制限されている。

仕事に行く場合はその会社に勤めているという証明書と併せて見せなければいけない。これを破ればおよそ5000円の罰金。この措置は現時点で15日間続けられるということだが収束が見られなければ延長もあり得る。この戒厳令が発動される前の週末、フランス国内のレストランやカフェなど人の集まるところを閉鎖し、外出を控えるようにという通達が出たにもかかわらず、その日曜日、行き場を失った人々は公園に日光浴やピクニックに集まった。夏休みのビーチのように公園を覆うほどの人たちが春の日差しを楽しんだ。市民は「外出を控えるように」という警告を無視してしまったのだ。そのあげく、翌日に戒厳令となった。結局その国の国民性が招いた結果といえるだろう。手を洗ったり、風呂、シャワーにマメに入るという習慣のない国民性だから。

様々な人種、様々な教育レベル日本とは比べものにならない複雑さを抱えているために一気に感染者を増やした。ちょっと前までアジア人を見ると「コロナ」といっていた自分たちの方が今では遙かに多い感染者数となってしまった。 

春の様々なイベントが中止、延期となる。こんな時はもう、過去のイベントを振り返って妄想の脳内イベントで楽しむしかないだろう。ということで、前回に続いて写真は2018年ル・マン・クラシックから。グループCは生で見ていたし、ル・マン24時間レースには何度か観戦に出かけた。そんな想いがつまったグループCを集めてみた。このグループCのレギュレーションで当時のカラーリングを維持しなければいけないというのがあるため日本企業のスポンサーのままがまた懐かしい。





日本からも参戦し、当時の優勝の夢をここで果たそうと果敢にチャレンジするも予想以上に高い気温でタイヤのバーストや思いがけないトラブルに悩ませられたチームも多い。ル・マン・クラシックというイベントでありながらも魔物がちょっかいを出してきたようだった。

文・写真:櫻井朋成  

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