ボロボロでも価格は立派!│1936年生まれのアウディに付けられた落札額は

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2020年2月に開催されたオークションに、とても綺麗とはいえない状態のアウディ フロント 225 カブリオレが出品された。

アウディ、DKW、ホルヒ、ヴァンダラーの4社から成るアウトウニオン・グループの中で、アウディは高級車を担当していた。"フロント"を1933年に発表し、フロント 225 カブリオレは193、2.3リッター 直列6気筒エンジンを搭載した前輪駆動車だ。最高出力は50ps、最高速度は105km/hといわれている。重厚な幌を備えた4シーターのカブリオレは実用性もある高級車であった。



出品された1台は1936年に生産されたもので、フレームは残るもののほとんど朽ちているといえるほどだ。走行距離は6万8722kmを刻み、パーツ類は使用できるかということは別として、オリジナルを保持している。なぜこんな姿になっているのかといえば、2015年にフランス西部のシャトーで発見された世紀のバーンファインド"バイヨン・コレクション"の中にあった一台であったためだ。大発見から5年の時を経て、次のオーナーのもとへと渡った。すべての写真を見る



実動可能ではないが、バイヨン・コレクションであったことにも価値が付いたのだろうか、落札額は1万7880ユーロ(214万5600円)が付けられた。

オクタン日本版編集部

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