ハイブリッドを前提に設計│アストンマーティンが自社開発のV6エンジン公開

Aston Martin

アストンマーティンが、初の自社開発となるV6エンジンを公開した。2022年のヴァルハラを始め、ミドシップスポーツカーに搭載することになる新設計のV6エンジンを公開した。

TM01と付けられたコードネームは、1950年代、60年代のアストンマーティンでエンジニアとして活躍したTadek Marekへのオマージュを込めている。3リッター ツインターボで、パワートレインは電動化されることになる。アストンマーティンは現在、ハイブリッドシステム開発にも取り組んでおり、ヴァルハラは最強の新開発ハイブリッドシステムが組み合わせられる。最終的なパワーとトルクの詳細は、搭載されるモデルの特性や発表時期によって異なってくる。



アストンマーティン初のミドエンジンハイパーカーのヴァルキリーで培われた技術が、このプロジェクトにおいても多くが反映された。その結果として、V6エンジンには「ホットV」と呼ばれる構造が開発当初から採用されることが決まった。このコンパクトエンジンの重量は、200kg以下に抑えられるそうだ。

電動システムと融合し、ミドシップスポーツカーの個性を最大限まで引き出す存在になるという。エンジンはドライバーキャビンのすぐ後ろに搭載され、ドライサンプシステムが装備される。また、ユーロ7の排出ガス基準をすべてクリアするように設計されている。



パワートレイン部門のチーフエンジニアを務めるイエルグ・ロスは、「このプロジェクトは最初から大きな挑戦となりました。未来においてアストンマーティンが誇るべきものは何かを想像し、TM01が意味する敬意をしっかりと表現したかったのです」とコメントした。

オクタン日本版編集部

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