ジャコメッティ展 11年ぶりに日本で。

20 世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりといわれるアルベルト・ジャコメッティはスイスに生まれ、フランスで活躍した彫刻家である(1901-1966 年)。日本でジャコメッティ展が開催されるのは11 年ぶりであり、初期から晩年までの彼の作品が、132点(彫刻49点、絵画4点、素描と版画79点)出品される大型の展覧会だ。

2 マーグ財団美術館の中に立つジャコメッティ.jpgマーグ財団美術館の中庭に立つジャコメッティ Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだで葛藤しながら、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしており、その想いからインスピレーションを受けた作品の特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価された。また日本人哲学者である矢内原伊作と交流が深く、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに大きな刺激を与えることとなる。

1 マーグ財団美術館.jpgマルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

今回日本で行われるこの展覧会は、南フランスにあるマーグ財団美術館のコレクションを中心としたジャコメッティの大回顧展。この稀代の彫刻家の作品を数多く所蔵するマーグ財団美術館は、パリとチューリヒのジャコメッティ財団と並んで、世界3 大ジャコメッティ・コレクションの一角を占めているという。これに加えてジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎ、初期から晩年までの彫刻、油彩、素描、版画など、様々な作品が集結する。

3 女=スプーン.jpgアルベルト・ジャコメッティ 《女=スプーン》 1926/27年
ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、
サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

4 鼻.jpg
アルベルト・ジャコメッティ 《鼻》 1947年 
ブロンズ・針金・ロープ・鉄 大阪新美術館建設準備室

5 小像.jpgアルベルト・ジャコメッティ 《小像》 1946/80年
ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、
サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

7 3人の男のグループ(3人の歩く男たち).jpgアルベルト・ジャコメッティ 《3人の男のグループⅠ(3人の歩く男たちⅠ)》1948/49年
ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、
サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

8 林間の空地、広場、9人の人物.jpgアルベルト・ジャコメッティ 《林間の空地、広場、9人の人物》 1950年
ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、
サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

9 犬、猫、絵画.jpgアルベルト・ジャコメッティ 《犬、猫、絵画》 1954年
リトグラフ・ヴェランダルシュ紙 マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、
サン=ポール・ド・ヴァンス Photo Claude Germain -Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

10 犬.jpgアルベルト・ジャコメッティ 《犬》 1951年
ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、
サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

14-2歩く男Ⅰ.jpgアルベルト・ジャコメッティ 《歩く男Ⅰ》 1960年
ブロンズ マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、
サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

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国立新美術館開館10周年  ジャコメッティ展
東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館 企画展示室1E
期間:2017年6月14日(水)~9月4日(月) ※毎週火曜日休館
時間:10:00~18:00  ※毎週金曜日、土曜日は20:00まで  ※入場は閉館の30分前まで
URL:http://www.tbs.co.jp/giacometti2017/

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