ブルガリがハンドクレンジングジェルをイタリアの関係機関へ寄付

2020年3月、イタリア、ローマを代表するハイジュエラー ブルガリは、新型コロナウイルスのさらなる蔓延を防ぐため、ICR社製の消毒剤を用いたハンドクレンジングジェルを生産し、新型コロナウイルスと日々向きあうイタリアの関係機関へ寄付した。 

ブルガリは、新型コロナウイルスの撲滅において科学界と医学界を支援しつづけている。スパランツァーニ病院への寄付による最先端の3D顕微鏡を納品してから1か月が経過し、ブルガリは新型コロナウイルスの予防とウイルス撲滅のため、イタリア全土へのさらなる貢献を発表した。

長きにわたりパートナーシップを締結するICR社(Industrie Cosmetiche Riunite S.p.A)とともに製品を生産し、数十万本のハンドジェルがイタリア市民保護局(Protezione Civile)を通じ、すべての医療施設に優先的に支給される。 

ブルガリ・グループ CEO ジャン-クリストフ・ババンは次のようにコメント。「イタリアを象徴するブランドであるブルガリは、イタリア経済に大きな影響をもたらすため、新型コロナウイルスの感染予防、治療、撲滅につながる国の取り組みに寄与する責任があると信じています。フレグランスの専門知識のおかげで、私たちはICR社とともに『消毒剤付きのハンドクレンジングジェル』を生産することができました。私たちが直面する困難な状況に、私たちのノウハウと生産設備で貢献することが私たちの義務であると考えており、ジェルの取りまとめと供給を担当するイタリア市民保護局に感謝いたします」

75mlサイズのリサイクル可能な容器を用いたハンドジェルは、最前線でウイルスと闘っている機関から優先的に配布され、今後2か月で数十万本を生産する予定。 

スパランツァーニ病院 研究部門 ゼネラルマネージャー マルタ・ブランカ氏は次のように話す。「国内、および、国際規模で科学的研究と治療を担う研究所で働くということは、緊急事態に対応することだけではなく、何よりも深刻な感染症を引き起こすウイルスの治療法やワクチンを開発するという希望を支持することです。ブルガリの支援は、目の前の局面を真にとらえた、安定的、かつ、継続的な協力関係を意味しています」

 ブルガリは、ラグジュアリー業界の世界的なリーダーであるLVMHグループに属しており、同グループは先週フランスの衛生当局に支援することを発表し、香水と化粧品の研究所にて週50トンの消毒ジェルを生産し、フランスの病院に寄付している。また、中国のサプライヤーに大量のマスクを発注し、まず1000万枚のマスクが今週フランスに届けられる。LVMHグループは 引き続き数百万枚のマスクをイタリアとスペインに届けることも検討しているとのこと。

オクタン日本版編集部

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