大人の遊びと楽しみを体現│2+クーペのフェラーリ・ローマが日本初上陸

Octane Japan

去る4月1日、コーンズ芝ショールームにて「フェラーリ・ローマ」のプレゼンテーションが行われた。新型コロナウイルス騒動の最中とあって、参加者は受付時に手のアルコール消毒、検温、そしてマスク着用が必須、という厳戒態勢がとられていた。

フェラーリ・ローマは昨年末にイタリアで発表され、ようやく日本でも実車のお披露目がされたというわけだ。イブニングドレスに身を包んだF1マシン、というデザインコンセプトのローマ。「タイムレス」、「エレガント」、「ピュア」というキーワードが掲げられたロングノーズ、2+クーペというスタイルは、往年のフェラーリ250シリーズを彷彿とさせる。



ローマのシャープさと流麗さを両立させたボディは、単に見た目に美しいだけではない。ボディ下の整流が考慮されているほか、リアウィンドウの付け根に当たる部分には速度と前後・左右の加速度に応じて角度が自動的に3段階切り替わるリアスポイラーが装備されている。250㎞/hでは約95㎏のダウンフォースを得られる、というから凄い。

フロントにミッドシップされた3855㏄のV8ツインターボエンジンは、最高出力620ps、最大トルク760Nmを誇る。参考までに公表されているローマのパフォーマンスを記すと、0→100㎞/h加速は3.4秒、最高速度は320㎞/hに達するという。駆動方式は後輪駆動で、ハイパフォーマンスマシンにふさわしいカーボンセラミックブレーキを標準装備するという。トランスミッションには最新の8速デュアルクラッチが組み合わされた。なお、既存のラインナップに採用されている7速デュアルクラッチと比較すると、6㎏も軽くなっている。



フェラーリ・ジャパンのフェデリコ・パストレッリ代表取締役がプレゼンテーションを行い、単にローマの紹介にとどまらなかったことが印象的だった。というのも、ローマは“LA NUOVA DOLCE VITA”(新・甘い生活)を謳う車両。このネーミングは、1960年に公開されたイタリア映画「LA DOLCE VITA」(邦題:甘い生活)に由来している。つまりは、人生の豊かさやハイクォリティなものが与える大人の遊び・楽しみを現代風にシンボライズさせた提案、ということ。

スマートフォンひとつで様々なことが完結できる便利な現代社会において、あえて古い言い方だが・・・、フェイス・トゥ・フェイスで友人、仲間、恋人と向き合うことの大切さにも言及していた。ローマの使われ方は、そんな場面へのお供にふさわしい、ということなのだろう。

文:古賀貴司(自動車王国) Words:Takashi KOGA

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