ランボルギーニの研究開発部門がイタリアの人工呼吸器メーカーを支援

Lamborghini

ランボルギーニは、先日マスク生産を開始することを発表したが、今回は新たにひとつの支援を行うと発表した。それは、イタリアの人工呼吸器メーカーであるシアレ・エンジニアリング・インターナショナルグループに対して、呼吸シミュレーターの共同開発と製造のためランボルギーニの研究開発部門が支援を行なうというもの。

呼吸シミュレーターとは、人工呼吸器を認定検査機器で最終検査をする前段階で、性能の初期評価をするために使用されるものである。数々のスーパースポーツカーを生み出し、モータースポーツ界でも活躍するランボルギーニだからこそ、3Dプリンティングラボでシミュレーターの設計、製造、検証をわずか2週間で完了させることができたという。構成部品の最適化を果たし18台/週のシミュレーター生産を可能にしている。



また、これと並行してHP JetFusion 3D 4200プリンターを使用し、0.08mmの精度で印刷を可能にするMJFテクノロジーを活用しながらポリカーボネート製医療用フェイスシールド生産も続けていくとのこと。異なる分野において最先端の技術を持つランボルギーニとシアレのコラボレーションは、パンデミックに対して共に闘うイタリア企業の責任感と団結力の象徴であるのだ。

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事