発売されたと同時に大人気だった!│アストンマーティンの歴史を象徴するハイパフォーマンスモデル

Aston Martin

2009年、アストンマーティンはヴァンテージの歴史を象徴するハイパフォーマンスモデル、V12 ヴァンテージを発表した。2007年12月に行われたゲイドン本社の新しいデザインセンター開所式に合わせて発表されたV12 ヴァンテージ RS コンセプトをベースにしたこの量産モデルは、発売されると同時に高い人気を博した。
 
V8搭載モデルからの重量増加は50kg程度に抑えられ、DBSと同様、フロントにミッドマウントしたオールアルミニウム合金製エンジンを特徴とするV12 ヴァンテージは、驚異的なパワーを発生した。排気量5935ccのエンジンは、1気筒あたり4本のバルブを駆動するダブルオーバーヘッド・カムシャフトを搭載、最高出力は510bhp/6500rpm、最大トルクは420lb-ft/5750rpmを発生した。
 
6段マニュアルギヤボックスを組み合わせたこのモデルは、0~60mphを4.2秒で加速し、最高速度は190mph(約306km/h)に達したという。


 
“シンプルな”V12 ヴァンテージでは満足しないアストンマーティンのエンジニアは、さらなるポテンシャルを備えた車の開発に取り組んだ。その結果、2013年に誕生したのがV12 ヴァンテージ Sだ。
 
V12 Vヴァンテージ Sにおいて、パワーは565bhpに引き上げられ、トルクは強力な457lb-ftを達成。0~60mph加速は、スポーツシフトIII オートメーテッド・マニュアル・ギヤボックスの恩恵もあり、3.5秒という驚異的な数値をマークしている。しかし、なんといってもこの車がメディアの注目を集めたのは、その最高速度だった。V12 ヴァンテージ Sの最高速度は205mph(約330km/h)に到達し、アストンマーティンが手がけた市販車のなかで最速モデルとなった。
 
メディアおよび自動車ファンからの反応は、このモデルを熱烈に歓迎するものだった。英国の自動車雑誌『Autocar』では、次のように評価されている。「デジタル化が進行する現代において、この超弩級ヴァンテージは、アナログ的なキャラクターが非常に新鮮で、その荒々しくアグレッシブな特徴はアストンマーティンが目指したとおりに明確に表現されている」
 
発表から3年後には、V12 ヴァンテージ Sに、7段マニュアル・ギヤボックスが搭載され、マニアを喜ばせたのであった。

オクタン日本版編集部

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