アストンマーティン・ラゴンダ 英国工場における生産を段階的に再開

Aston Martin

アストンマーティン・ラゴンダは、今週から生産を徐々に再開する。今回の措置は、車両の生産を慎重に再開させるという事業方針に従ったもので、注意深く策定された計画に基づき、国民保健サービス(NHS)を保護して新型コロナウイルス感染症と闘うための「新しい日常生活」に適合しながら、従業員による職場への復帰を段階的に開始するものだ。

アストンマーティン・ラゴンダは、労働組合と緊密に連携した上で、ウェールズのセント・アサン工場での作業を安全に再開できるように、詳細な職場復帰手順を策定した。英国ウォリックシャー州のゲイドン本社工場の従業員も、他の様々な英国拠点のオフィスおよびサポート・スタッフと共に、後日職場に復帰する予定。

綿密に計画された「拠点業務手順」は、各従業員、同僚、その家族、そして社会全体を保護することを目的としている。社会的距離、健康、衛生に関する指示は、従業員が家を出る準備から会社に到着するまでの手順、拠点での移動方法、休憩や食事の方法、仕事中に気分が悪くなった場合の対処方法、訪問者や請負業者との接触方法、帰宅時の手順など、仕事に関わるあらゆる側面に及んでいる。アストンマーティン・ラゴンダの各拠点を移動する際や生産車の配車を実施する際に使用する、個人防護具(PPE)管理に関する詳細なガイダンスも作成した。



さらに、生産現場における従業員数を注意深く制限し、指定された時間に働くことで、従業員の行動をサポートし、従業員同士の距離を保つための数十項目に及ぶ個別の行動指針と指示も作成された。仕事に復帰する全従業員には、適切なPPEが提供される。例えば、現場では常にマスクを着用し、職場に到着したときには体温測定も実施される。

アストンマーティン・ラゴンダ、セント・アサン工場生産担当ディレクターのスコット・ワードは、「慎重かつ段階的に工場の生産を再開するにあたり、従業員の安全と継続的な
健康を守ることを、何よりも最優先しました。セント・アサン工場では、ブランド初のSUVであり、ファンの方々が待ち望んでいるDBXの生産を段階的に再開するための準備が進められました。この準備作業では、従業員の健康と安全を守ることに加え、当然のことながら、非常に厳しい医療の最前線で献身的に働いている国民保健サービス(NHS)のスタッフの負担をこれ以上増やすことのないように全力を尽くしました」とコメントした。



ウェールズ州統一労働組合の労働者代表兼安全衛生責任者であるフィリップ・リアドンは、「統一労働組合は、アストンマーティン・ラゴンダと緊密に連携して、ロックダウン状態から事業活動を再開する際に、従業員が安全に職場に復帰できるようにすることを最優先して対策を講じています。そうすることで、私たち労働組合のメンバーは、セント・アサンだけでなく、英国におけるアストンマーティンのすべての拠点において、持続可能なビジネスを再開するという共通の願いをサポートしています」と話した。

過去数週間にわたり、アストンマーティン・ラゴンダの従業員は、各種PPEの製造からNHSスタッフが利用している車両の無償の緊急修理に至るまで、新型コロナウイルス感染症との闘いを支援するための数多くの活動に従事してきている。

オクタン日本版編集部

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