ポルシェを証明する「ポルシェ クレスト」│ひとつひとつ手作業で製作されるメイド・イン・ジャーマニー

Porsche AG

現在のポルシェに付けられている、ポルシェ クレストはポルシェ クラシックの専門家による徹底的な調査のもとでオリジナルのクレストを再現している。素材やカラーをはじめ、あらゆるものがオリジナルと同じクレストは、“メイド・イン・ジャーマニー”である。

もともと、ポルシェ クレストは1952年にフェリー・ポルシェとアメリカのインポーターであったマックス・ホフマンの2人による会合で、356の品質を示すシールとして提案された。金色のプレートの中央には、シュトゥットガルト市の公式紋章の馬が市の名前とともに描かれ、その周りを赤と黒の威厳あるカラーと鹿の角の模様が囲んでいる。これは、ヴュルテンベルク・ホーエンツォレルン州の伝統的な紋章に由来しているものだ。

現在のクレストと比べると、オリジナル クレストのポルシェ ロゴはエンボス加工のみで、色もブラックではない。さらにクレストの赤はヴュルテンベルク・ホーエンツォレルン州の色を反映し、よりオレンジに近い色が用いられていた。クラシックの専門家によるクレストの再現は、オリジナルと同じカラーを使用することに留まらない。オリジナルの図面をもとにした専用ツールを使って製造し、当時と同じく金メッキされている。色付けとエナメル加工は、完全な手作業で行われている。


クレストの製造工程
1. 彫刻師による手工具での精巧な作業


2. ブランク材の打ち抜き


3. ピンのはんだ付け


4. クレストの研磨


5. 電気メッキ


6. クレストのエナメルコーティング


7. 品質検査

オクタン日本版編集部

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