オクタン日本版vol.18 特集:イタリアらしさ

このアルファロメオ・アルフェッタGTは、イギリスのクラブレーサーの情熱が造り上げたレーシングカーだ。マーク・ヘイルズがグッドウッドを走り、ミラノ生まれのユニークな味わいを楽しんだ。

イギリスでのアルファロメオは今も昔も"ニッチ" なブランドだ。だが、1970 ~80年代には、熱心なエンスージアストの手で、販売台数と釣り合わないほど多くのアルファがイギリスのサーキットやラリーステージで活躍していた。その何よりの証拠が写真のアルフェッタGT だ。この車の唯一の目的は、1981 年にシルバーストンで開催されたTTレースに出走することだった。国内で大きなレースがあるのに、イギリスからアルファが出走しない、そんなことがあっていいものか、「ディーラー・チーム・アルファ」はそう考えたのだ。

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アマチュアチームが1 回の国際レースのために車を造るというのは異例のことだ。思えば、一般にアルファのエンスージアスト、なかでもアルファのドライバーには、どこか変わったところがある。当時、彼らはすでに国内のトップカテゴリーで大物を相手に奮闘しており、不可能はないと確信していた。このアルフェッタは、そんな彼らの物語も今に伝えている。さらには、イギリスのアルファ・オーナーズクラブや、チーム・アルファGB 、そしてイギリスでのブランドとしてのアルファロメオについても象徴する存在といえるだろう。イタリア国外で造られたグループ2 仕様のアルフェッタは、あとにも先にもこの1 台だけだ。

b5e9e60419982a43ee32976a03ce579d3f1e8efc.jpgオクタン日本版vol.18「魅惑のイタリア車」 特集一覧はこちら
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