「求められているのはプライベートな移動手段」キアがマイクロEV開発に着手

kia

コロナウィルスの感染拡大は、「移動手段」における概念にも影響を与えた。より、プライベートな空間での移動を世界中の人々が必要とするようになったのだ。それに応えるように、韓国の自動車ブランド キアがマイクロEV開発を計画していると発表した。

「人々は、安全性を感じたがっているように思います。それに伴い、公共交通機関ではなくプライベートな空間で移動したいという意見が非常に多くなっていることが調査で分かっています」と、キア・ヨーロッパのエミリア・ハレーラはコメント。彼によると、中国ではすでに65%以上の人がプライベート空間での移動を行っているという。これはコロナウィルスが蔓延する前の数値の約2倍である。また、それはヨーロッパや北アメリカでも同様の結果になっているそうだ。そこで、キアのチームはより快適な都市移動を提供するため、マイクロEVの開発に着手した。このセグメントでの可能性を重要視している。



キアがデザインイメージを公開したマイクロEVは跳ね上げ式のドアで、窓も大きく取られているため圧迫感もない。フロントウィンドウは、ほぼルーフまで拡張されている。インテリアにおいても、特に装飾はなくシンプルで無駄のないデザインとなっている。



このようなマイクロEVはシェアカーとして活躍することも期待されていたが、不特定多数の人と物を共有することになるため、現在はシェアカー利用が避けられている兆候もある。今後、一人一台、マイクロカーを持つことが当たり前になる時代が来るのかもしれない。キアが発表したマイクロEVはまだ正式な名前が付けられておらず、実車の発表時期も未定。プロトタイプは2021年に発表される予想がされている。

オクタン日本版編集部

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