オーナーの個性や好みを実車に│フェラーリのテーラーメイド・プログラム

Ferrari

フェラーリ・テーラーメイド・プログラムとはオーナーの個性や好みを実車に反映させることを目的に、フェラーリが開発したパーソナライゼーション・プログラムのことである。

創業当時、レーシングマシンをロードカーに仕立てて富裕層に提供してきたフェラーリは、素材や色、仕上げをカスタマーに自由に選ばせて個性的な車を提供してきた。この伝統を現代に復活させたのがテーラーメイド・プログラムである。このシステムではオーナー自身が注文時にインテリアやトリムのほか、アクセサリー、そして素材や仕上げ方に至るまで、すべてのディテールを自由に組み合わせられるようになっている。ただし闇雲に豊富な選択肢を並べるだけでなく、フェラーリ・スタイル・センターの研究開発により、革新やエレガンスさ、情熱といったインスピレーションを反映させたものになっている。

テーラーメイド・プログラムの基盤になっているのは、クリエイティビティと研究開発、オリジナリティ・マテリアルおよびフェラーリ独自のクラフツマンシップ、そして完璧なディテールなどである。それらの中からカスタマーのライフスタイルに合わせて、フェラーリのDNAを代表する3つのコレクションが用意されている。


 
レースはフェラーリにとって絶対に欠くことが出来ない大切な活動である。スクーデリアはそんなレースシーンに敬意を表したコレクション。カーボンファイバートリム、マイクロファイバー、ケブラー、サテンフィニッシュ、マットメタルなどを纏い、フェラーリのスポーティさを愛するカスタマーに好まれる仕様だ。マラネッロの代表的なGTカーを、最新の素材と技術を用いながら、モダンながらもクラシカルなスタイリングに仕上げる手法。オプションの例としては、歴代フェラーリで使用されている優雅なパステルカラーをはじめ、ヴィンテージレザー、ウール、カシミア、ベルベットなどの素材でキャビンの雰囲気をエクステリアとマッチさせ、クロームや本革とで仕上げている。


 
未発表の意味。その名の通り、フェラーリ・モデルのもつコアバリューを尊重しながら、革新的なスタイリングに仕上げる、ある意味実験的なコレクションである。クラシカルな雰囲気と未来的なフィニッシュの融合。デニム、ボールドレザーにより天然素材とテクニカルファブリカの組み合わせで革新的なオプションによってカスタマイズセレクションの幅を拡大する。

オクタン日本版編集部

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