プリンセスたちのラリー3日目!峠を越えていき280kmを走行

Photography:Tomonari SAKURAI

20年目を迎えた女性ペアのみでフランスを縦断するラリー・デ・プランセス。パリのヴァンドーム広場を出発して中央フランス、ヴィッシーを出発する。このヴィッシーという街はミネラルウォーターでも有名だが第二次大戦中、ドイツの侵攻でパリが陥落したあと終戦までここを首都としていたことでも有名である。

3日目となるこの日、いよいよ山岳コースに突入だ。ほぼ中央フランスから進路を東に進む。本日の走行距離はおよそ280km。コンテチーズの故郷ジュラ地方を抜けてスイス国境をかすめ、グラン・コロンビエ峠を越える。


フェラーリ250GTカリフォルニアも快調に走行。


タイムトライアルスタート。道幅も狭く、峠道となり車の性能以上に乗り手のテクニックが成績に反映されるようになってきた。

この峠は”フランスで最も厳しい峠”と言われ、自転車レースのツールドフランスでも2012年に初めて組み入れられた一回のみというものだ。頂上付近ではスペクテイターも陣取っていて賑わっている。この頂上からはこの日の宿のあるブールジェ湖が見える。そこから南下サヴォワ地方のエクス=レ=バンを目指す。頂上から一気に下ってそのゴールへ向かうのだった。


ペアがランチの間木陰で一休みのランチア・ベータ・モンテカルロ。

特に排気量の小さい旧車には厳しくなっていく。途中、路肩に止めてボンネットを開けている車両を何度か見かけるが最後はどれも脱落者無しでゴール。メカニックのサポートがしっかりしているおかげだ。

明日は南フランスに到着する。<続く>

写真&文:櫻井朋成 Photography&words: Tomonari SAKURAI

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