400kmを越えるルートを駆け抜けていく!プリンセスたちの過酷なクラシックカーラリー

女性のペアで100台以上の参加車、それがフランスを5日で縦断するラリー、ラリー・デ・プランセス(Rallye des Princesses)。4日目となった。朝の出発時、参加者の顔は笑顔。疲れが全く見られない。毎朝がまるで初日のような元気さ。

今回は、スタート時のプリンセス達の写真をちょっと多めに紹介していく。初日の夜は修理車両も多かったが、ここまで来ると人も車も慣れたか大きなトラブル無し。スタート前に自らオイルや、冷却水のチェックなどをしている程度。この日も、前日の成績順にスタート。時間を間違えたペアがスタートしてから慌てて飛び乗るなんていうのもある。


フェラーリ250カリフォルニアも調子は良いようだ。


「時間間違えちゃった!」すでにスタートしている車両に飛び乗る。それでも笑顔でスタートだ。

ペアが来ないでイライラするドライバー。携帯にかけても繋がらない。順番が来てスタート、というところに駆けつけてくるペア。「時間間違えちゃった!」と、バッグを詰め込んで車に飛び乗る。今までイライラしていたペアは満面の笑顔で遅れてきたペアを助けながら出発準備。そして遅れを取り戻すように猛ダッシュしていく。
 
この日の最初は高速道路で少し移動。南下して今日のゴールは最終目的地のサン・トロペ。5日間で最も距離を走るコースだ。全行程で400kmを超える。風景も少しずつ南フランスへと変わっていくのだ。いくつかの峠、グラベルを含んだタイムアタック。その途中に南フランスらしい小さな村を抜けていく。


コースにはグラベルも多い。このコースを走っているとフランスはまだまだたくさんの未舗装路があるのだと驚く。


南フランスの太陽が似合うプリンセスカラーのLANCIA APPIA S3 BERLINA。

後半は潮の香りがしてきて高級リゾート地であるサントロペに到着。この日のゴールはたっぷりと太陽を浴びたブドウから作る芳醇なロゼが有名なBERTAUD BELIEU。明日はここからスタートし、再びここがゴールとなる。いよいよ明日は最終日だ。


今日も走りきった笑顔だ。


<最終日へつづく>

写真&文:櫻井朋成 Photography&words: Tomonari SAKURAI

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