2017年5月27日(土)から8月27日(日)にかけて、東京都品川区の原美術館にて、東京あるいはベルリンの街をテーマとした現代美術作品展「メルセデス・ベンツ アート・スコープ2015-2017 - 漂泊する想像力」が開催されている。
「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」とは、メルセデス・ベンツ日本が主催する文化・芸術支援活動のひとつで、日本とドイツの間で現代美術アーティストを交換して交流をはかる取り組みが行われている。この活動は26年前、1991年から催されており、2003年からは原美術館がパートナーを務めている。
今年の展覧会で新作を発表したアーティストは、日本人2人とドイツ人1人の、計3人。作風・スタイルは異なるが、いずれも東京あるいはベルリンの街をテーマとした作品を創り上げている。街の中を漂泊するアーティストの想像力が創り出す、三者三様の世界。以下にその一部をご紹介しよう。
泉太郎 Taro Izumi (1976- )
奈良県出身の現代美術家。映像を使ったインスタレーション作品を数多く手がけてきたことで知られる。「映像を織り交ぜてどこかおかしい空間を創り出す」という彼は、2つの空間作品を出展した。
泉太郎 「溶けたソルベの足跡」2017年 ミクストメディア 撮影:木奥惠三
泉太郎 「浮き尻(遅刻の夢を見る12人以上の徘徊マニア)」2017年 ミクストメディア 撮影:木奥惠三
メンヤ・ステヴェンソン Menja Stevenson (1982- )
ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州ロットヴァイル出身の芸術家。写真・映像・パフォーマンス・立体、映像など、多彩な手法を取り入れながら、現実世界と精神世界の狭間を探る試みを続けている。
メンヤ・ステヴェンソン「I would like to be come cat」 2017年
写真 70 x 100 cm
メンヤ・ステヴェンソン「e / The Master’s Table」 2015年
モノタイプ/12点組より 各191 x 97 cm
佐藤時啓 Tokihiro Sato (1957- )
山形県出身の美術家。大型カメラで風景を長時間露光撮影する作品群「光 - 呼吸」などで知られる。芸術選奨文部科学大臣賞(2015)など、受賞多数。現在は東京藝術大学の教授も務める。
佐藤時啓「An hour exposure 1990/2017 Tokyo - Shibuya」2017年
写真/2点組
佐藤時啓「An hour exposure 2017 Tokyo - Akihabara」2017年 写真
本展覧会の会期中、土・日・祝日は品川駅高輪口を出発するメルセデス・ベンツVクラスの無料送迎シャトルも用意されている。開催概要など、詳細は原美術館公式WEBサイトをご確認いただきたい。
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