「職人たちの愛の結晶」ベントレー・ミュルザンヌ最終生産車がラインオフへ

Bentley motors

10年以上の生産を続けたベントレー ミュルザンヌの最終生産車が完成した。7300台以上生産されたモデルが終焉を迎えたのだ。

ミュルザンヌはすべてチェシャ―州クルーのベントレーの本拠で手作りされ、究極のラグジュアリーセダンを生み出してきたベントレーの実力を体現するモデルであった。新型コロナウイルスの蔓延の影響下での恒例の生産終了を祝う式は、ベントレーの従業員たちがソーシャルディスタンスを保ちながら行われ、最後の1台と一緒に写真を撮り、カメラの中にベントレーのフラッグシップへの思いを共有することでミュルザンヌの旅立ちを祝った。



ミュルザンヌの系譜は、当時のベントレーの中で最もラグジュアリーなコーチビルドの車として、1930年にW.O.ベントレー自身が設計・開発した最後の車である初代8リッターに遡り、ベントレーの歴史を辿ることが出来る。

ベントレーの会長兼最高経営責任者であるエイドリアン・ホールマークは、このようにコメント。「ミュルザンヌは、ベントレーが世界最高のラグジュアリーカーを生産してきた最初の100年の間に学んだすべてのことの集大成です。10年以上にわたりベントレーのモデルレンジのフラッグシップとして、ミュルザンヌはベントレーの歴史の中で真のアイコンとしての地位を確固たるものにしてきました。過去10年間にミュルザンヌに命を吹き込んだ何百人ものデザイナー、エンジニア、職人の方々を、私は大変誇りに思っています。今、ビヨンド100戦略を通じて持続可能なラグジュアリーモビリティの未来を定義するためのベントレーの新たな旅を始めるにあたり、ベントレーのフラッグシップの役割は新しいフライングスパーに引き継がれました」



過去11年間で700人以上の人々が、ベントレーの超高級セダンの製作に300万時間近くを費やしてきた。ミュルザンヌのボディの製作には約4200万箇所のスポット溶接が必要で、豪華なレザーインテリアの製作だけでも100万時間以上を要した。合計400万時間以上の個別の品質チェックを行う前に、9万時間近くもの時間が車の研磨に費やされている。そんなミュルザンヌは、職人たちの愛の結晶といえる車であったのだ。 

オクタン日本版編集部

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