人種差別問題と戦うため メルセデス AMG F1がブラックカラーのマシンを公開

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メルセデスAMG F1チームが、7月5日に開催される2020年度 F1開幕戦 オーストリアGPに向けたマシン W11を公開した。そのデザインはブラックがベースとなっている。これは、現在世界中で深刻化している人種差別問題へ取り組むプロジェクトの一環として実施されたものだ。 

この発表と同時に、メルセデスAMG F1はチーム全体で女性は12%しかいないことや、少数民族は3%しか属していないことを挙げ、「私たちは、私たちの文化と価値観を誇りに思っています。すべての個人を尊重します。2020年は、チームの多様性を改善することを公約として、そして人種差別も含めたあらゆる差別に対抗するという明確な声明として、ブラックのカラーリングでレースへ挑むことを選択しました」とアナウンスしている。 

メルセデスAMG F1チームのグループ研究責任者であり、非常勤会長でもあるダイムラーAGの取締役会メンバーであるマーカス・シェーファー氏は、次のように述べている。「この数週間で、世界中が人種差別と闘い続けることの重要性が高まっています。私たちの強みは、多様性のある世界すべての人々に届けられることです。そして、最も重要なグローバルプラットフォームの1つであるF1の場を使用して、このような活動を行います」

チームプリンシパル兼CEOのトト・ウォルフは、「差別は、私たちの社会、スポーツ、チームにはあるべきではありません。これはメルセデスの根本的な信念でもあります。このマインドを表すため、シルバーアローは、2020年のシーズン全体にわたってブラックカラーで戦います」とコメントしている。

6度の世界チャンピオンを獲得しているドライバー、ルイス・ハミルトンもこのプロジェクトにおいて重要なメンバーである。ハミルトンは最近、ロイヤルアカデミーオブエンジニアリングとの研究パートナーシップであるハミルトン委員会の設立を発表した。これは、モータースポーツを使用し、黒人の若者をSTEM教育に基づいて、いずれチームやエンジニアリング部門へと採用支援することを目的としている。

ブラックを纏うのはマシンだけではなく、ハミルトンとヴァルテリ・ボタスも今回のプロジェクトにおいて、2020年シーズンに向けてブラックのレーシングスーツで参戦するとのことだ。

 

オクタン日本版編集部

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