魅力的なスタイル│アウディ Q4 スポーツバック e-tron コンセプトを発表

アウディは、アウディ Q4 スポーツバック e-tron コンセプトを発表した。2019年のジュネーヴモーターショーで公開されたアウディ初のコンパクト電動SUV、アウディ Q4 e-tron コンセプトをベースにしているが、デザインの観点から見ると、まったく独自のキャラクターを持っている。

Q4 e-tronは、多目的で頑丈な、オフロード指向の典型的なSUVですが、Q4 スポーツバック e-tronは、クーペを連想させるダイナミックでエレガントなスタイルを備えている。2つのQ4モデルの寸法はほぼ同じだが、スポーツバックの全長は4.60mで1cm長く、全高は1.60mで1cm低くなっている。全幅は1.90m、ホイールベースは2.77mで、まったく同じだ。

2つのコンセプトカーは、今後の量産モデルに導入されるトップクラスの電気駆動システムを先取りして搭載し、同じ駆動テクノロジーを搭載している。225kWのシステム出力を発生し、2基の電気モーターによって駆動される。アウディの他のモデルと同様、駆動力はquattroフルタイム4輪駆動システムを介して路面へと伝達される。その優れたトラクションにより、Q4の両バージョンの0-100km/h加速はわずか6.3秒で、最高速度は、電子的に180km/hに制限されている。 



82kWhの大容量バッテリーは、前後アクスル間のフロア下のほぼ全てのスペースを占めている。WLTPサイクルで450kmを超える航続距離(欧州計測値)は、このクラスのベンチマークを打ち立てるという。Q4には上位モデルのクワトロに加えて後輪駆動バージョンもあり、こちらはWLTPサイクルで500kmを超える航続距離(欧州計測値)を誇る。

4つのホイールをデザイン的に強調するフェンダーは、1980年に登場した伝説的な初代quattro以来、アウディデザインを象徴する役割を果たしている。ワイドなフェンダーは、非常に有機的で流れるようなデザインを備え、サイドビューに豊かな表情を付け加えている。前後ホイール間のサイドシルエリアに設置されたアクセントは、この電動SUVのパワーユニットであるバッテリーがこの場所に搭載されていることを示すもので、e-tronの特徴となっている。22インチの大径ホイールは、アウディファミリーに加わった最新モデルの卓越したポテンシャルを示しているといえよう。



また、ボディには新しいキネティック グレーカラーと呼ぶボディカラーを纏っている。明るいメタリックとパールエフェクトを組み合わせたこのカラーは、見る角度によって緑がかった色合いを見せる。それとは対照的に、ボディのロワーセクションは、ダークグレイで塗装されている。2つのカラーのコントラストによって、車両の幅広さと水平基調のデザインが強調されている。

インテリアの上部は、暖色系の明るい色を基調にする一方で、フロアには暗色系のカーペットが採用され、見事なコントラストを醸し出している。ヘッドライニング、ウィンドーピラー、ドアレールとダッシュパネルの上部には、ホワイトとベージュのマイクロファイバー テキスタイルが採用された。サステイナビリティの例として、フロアカバーがリサイクル素材で作られていることや、クロームメッキされた装飾フレームの代わりに、表面に高品質な多層塗装仕上げを施したフレームを使用している。



センターコンソールは、シフトレバーやパーキングブレーキレバーを設置する必要がないため、携帯電話用の充電クレードルを含む、広い収納スペースとなっている。美しくデザインされたトレイのような部分には、トランスミッションのモードを選択するためのボタンが一体化されているる。ドアには、従来のドアポケットに加えて、手の届きやすい位置にボトルホルダーも設置されている。 

アウディは2025年までに、全世界の主要な市場において、20以上の電気自動車を発売して、電動化モデルの販売台数を全体の約40%にすることを目指しており、2021年から生産開始されるこのモデルによって大きな躍進を遂げることであろう。

オクタン日本版編集部

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