JCCA TSUKUBA MEETING SUMMER│JAF公認ヒストリックカーレース 筑波サーキットにて開催

Photography: Junichi OKUMURA



ここまでが、本日のJAF公認となるレースであるが、レース形式の走行会“FL RACE”も我が国のみのドメスティックなフォーミューラーカーレースの再現である。もうひとつのフォーミュラカテゴリー“HISTORIC FORMULA”とともに、マシンは当時のままのオリジナル状態を維持、踏襲している為、JAFの公認でのレースではない。

かつて“ミニF1”と呼ばれたFLは軽自動車のエンジンを積んだ入門フォーミューラーカーレースとして、中嶋悟選手を筆頭に数多くのドライバーがのちにトップドライバーとして活躍することになる。

また、それだけでなく、この日本のみのカテゴリーであるFLの誕生した1960年代末、レースを夢見た若者達は欧米のマシンを参考にマシン作りに情熱を燃やし、コンストラクター、プライベーター含めてその数は100を超える。そこからは現在も活躍する多くのエンジニア、デザイナーを誕生させた。FLの誕生から約50年経て、放置され埃のかぶったマシンを見つけ出し、再生している熱心な愛好家の手により、サーキットでかつての勇姿を再現する。






15台のFLがエントリーしたレース結果は、No.8 マキシムA02の石井選手、No.6 トダRS-3根本選手、No.7 ファルコン77A相川選手、No.15 ハヤシ712 照沼選手に続き360ccまでのFL-1クラスのNo.21 KS-07の増岡選手が上位FL-2クラス(550cc未満)に割って入った。






そしてこの日もっとも古い1972年製のアウグスタMk-Ⅱ(No.9)の永田選手、マナティーMk-1(No.76)宇野選手、AD305(No.35)天野選手、ハヤシ706H(No.23)樋口選手、ファルコン77A(No.36)寺尾選手、ファルコン80A(No.62)鈴木選手、マキシムA02(No.27)長尾選手の12台が12周のレースを完走した。







文・写真:奥村純一 

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事