白夜を満喫する、フィンランドのおすすめスポット7選

長くて寒い冬を過ごすフィンランド人にとって、太陽が沈まない夏場は夜まで思いっきり遊ぶ季節。フィンランドの夏は、ヘルシンキでも23時頃まで日が落ちることがなく、北部のラップランド地方では太陽は沈むことがない白夜の季節となる。Visit Finland(フィンランド政府観光局)が厳選した、夏のフィンランド旅行を満喫できるスポットをご紹介したい。

1. ルカ・クーサモ:オウランカ国立公園でラフティング&トレッキング、サウナ体験resort_170619_finland (2).jpgフィンランド北部の人気のリゾート、ルカ村の近くにある数多くの自然公園。中でもオウランカ国立公園は、フィンランドを代表する国立公園だ。夏には、カヌーで緩急に富んだ川でラフティングを楽しんだり、カルフンキエッロス(クマの道)と呼ばれる有名なトレッキングコースをたどるのがおすすめ。また、この地域では、昔ながらのスモークサウナを含む様々なタイプのサウナや木造の豪華なサマーコテージでの滞在を楽しむこともできる。ルカ村はフィンランドの人が心に描く「夏の情景」をまさに体感できるフォトジェニックな場所である。空港があるクーサモへはヘルシンキから飛行機で1時間30分ほど。

2. オーランド諸島:群島を巡りながらスウェーデン語圏独特の文化に触れてみるresort_170619_finland (3).jpgフィンランドの中にありながらスウェーデン語圏自治領であるオーランド諸島は、ヘルシンキから飛行機、あるいはヘルシンキ、トゥルクからフェリーで首都マリエハムンまで行くことができる。オーランド諸島に存在する約6,500の島のうち、人が住んでいるのは約60の島だけ。美しい風景、平坦な道、そして、交通量の少なさ、とオーランド諸島はまさにサイクリングにうってつけの場所だ。橋やフェリーを利用して、島から島への移動も簡単。20世紀に造られた木造の貨物船であるポンメルン号を覗いてみるのもいいだろう。

3. ポルヴォーでかわいいもの探し、トーヴェ・ヤンソンゆかりの地を巡るresort_170619_finland (4).jpgポルヴォーはヘルシンキからバスで1時間ほどの木造のかわいいパステルの旧市街が広がる街。また、ムーミンの生みの親として知られるトーヴェ・ヤンソンゆかりの地としても有名だ。トーヴェ・ヤンソンが夏の家として使用していたコテージがあるクルーブハルを初めとする島々で構成されるペッリンゲ諸島や、「ムーミンパパ海へ行く」の舞台になった場所と言われるショーデスコール島などの群島もポルヴォーの見どころのひとつ。群島の美しい自然を眺めたり、トーヴェがしていたようなコテージ・ライフを楽しみながらムーミンやトーヴェ・ヤンソンへ思いを馳せてみては。

4. ヌークシオ国立公園でベリー摘みresort_170619_finland (5).jpg首都ヘルシンキから約1時間で行くことができるヌークシオ国立公園は、ヘルシンキ市民の憩いの場。夏場は、ベリー摘みがおすすめ。フィンランドのベリーは白夜によって夏の長い日の光に照らされ、とても栄養価が高く種類も豊富で、ブルーベリー、クランベリー、クラウドベリー、リンゴンベリー(コケモモ)と様々な種類がある。フィンランドには、森の中を自由に歩いてベリーやきのこといった森の幸を楽しむ権利=自然享受権が誰にもあり、ベリー摘みでは、そんな自然と共に生きるフィンランド人の生き方を垣間見ることができるだろう。また、8月26日は、12月6日のフィンランド独立100周年までちょうど100日を記念したネイチャー・デイが開催される。

5. セウラサーリの夏至祭で恋愛力がアップ?resort_170619_finland (6).jpg夏至祭(ユハンヌス)は、フィンランドの人が盛大に祝う、大切な祝日の一つ。2017年は、イブである6/23、6/24が夏至祭の祝日だ。セウラサーリはヘルシンキ郊外に浮かぶ島の一つで、夏の間のみ野外博物館となっている。夏至祭の日にはコッコと呼ばれる松明が焚かれ、民族衣装を着た人々が伝統音楽を演奏したり、ダンスを楽しんだりする。また、夏至祭には、恋や結婚にまつわるおまじないがたくさんあり、結婚式が多く行われる日でもある。未婚の若い女性が7つの花を集めて夏至の夜に枕の下に置いて寝ると、夢に未来のフィアンセが現れる、という白夜にまつわる言い伝えが昔から信じられている。

6. サヴォンリンナの古城でオペラ鑑賞、クルーズ体験、アザラシ・ウォッチングresort_170619_finland (7).jpgサヴォンリンナは、ヘルシンキから北東へ電車で4時間ほどの場所にある湖水地方にある街。見どころは、街のシンボルとなっているオラヴィ城。夏の間にこの中世のお城で1ヶ月間開かれるオペラ・フェスティバルは、フィンランドのみならず世界中で有名だ。20世紀初めにフィンランドのナショナリズムの高まりと共に始まったオペラ・フェスティバルは、戦争などにより、50年ほど中断されていたが、1967年から再開され、現在も多くの人々を惹きつけて止まない。さらに、サイマー湖には絶滅危惧種であるサイマーワモンアザラシが生息しているので、運が良ければかわいらしいアザラシに出会えるかもしれない。

7. コリ国立公園、フィンランド人の心の故郷を訪れてみるresort_170619_finland (8).jpgロシア国境にほど近いフィンランド東部カレリア地方にあるコリは、フィンランドの人にとってのいわば「心の故郷」と言える場所。ウッコ・コリの丘の上からピエリネン湖を臨む光景は、まさに日本人にとっての「富士山」のような光景である。ごつごつとした岩肌、針葉樹の木々、その合間に見える美しい湖とそこに浮かぶ島々。これらの光景は多くの芸術家にインスピレーションを与えてきたという。フィンランドを代表する作曲家であるシベリウスの交響詩「フィンランディア」もまた、ここカレリア地方を題材としている。フィンランドの国民的叙事詩であるカレワラもこのカレリア地方の伝承をルーツとし、フィンランド人のアイデンティティーの形成にも大きな影響を与えたといわれている。フィンランドのソウルフードとも言えるカレリア・パイにもぜひトライしてほしい。

フィンランド独立100周年を迎える今年、フィンランドらしさを求めて旅に出てみてはいかがだろう。


フィンランド政府観光局サイト
URL:http://www.visitfinland.com/ja/

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