世界最小の量産自動車!「ひとつ目小僧」 のようなフロントフェイス

RM Sotheby's

ピールP50は、最も希少でコレクターからも人気を集めるマイクロカーのひとつであり、世界最小の量産自動車としてギネス記録に認定されている。

1940年代後半にCyril Cannellによって設立されたピール エンジニアリングは、当初ガラス強化プラスチックの供給を行っていたが、その後マイクロカーの生産に移行した。P50は49cc 単気筒2ストロークエンジンを搭載し、最高出力は4.5hp、最高速度は61km/hというパワーである。ギアボックスは3段マニュアルが組み合わされている。ピールP50にはリバースギアがないのだが、車重が約60kgと軽量であるため後部に付いているハンドルを持って動かすことができるようになっている。フロントには大きなヘッドランプが1つ付き、「ひとつ目小僧」のよう。灯火類も最小限であるため、曲がりたいときは手信号で合図をする必要がある。



全高は1000mm×全幅990mmと非常に小さなサイズにもかかわらず、身長190cm以上のトップギアのホスト、ジェレミー・クラークソンが乗っても余裕が少し見られるほどだった。

そして、現在オークションに出品されているシャシー D506は初期のP50で、6番目に製造されたもの。1965年4月1日にイギリスで最初に登録された。オリジナルカラーはブルーだったが、ファーストオーナーであるボブ・ドビーがマルーンカラーにリペイントしている。1970年代半ば、セカンドオーナーのもとへ渡った。1976年頃、ナショナル・マイクロカー・ラリーに参加している。



現在、マルーンカラーのピールは年季の入った風貌へとなっている。決して綺麗とはいえないが、インテリアは非常に珍しいファクトリー製のカーペットが残っている。オリジナルのログブック、プロトタイプのピールのイラストも付属している。すぐに実動可能な状態であり、世界中のマイクロカーコレクターが注目しているだろう。推定落札価格は4万5000ユーロ~5万ユーロ(約553万円~615万円)となっている。

オクタン日本版編集部

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