車好きによる車好きのためのカーケア用品「グリオズ・ガレージ」は、どれを選んだら良いのか?その複雑なラインナップを徹底解明!




2. それなりにキレイな仕上がりを望む派向けのグリオズ・ガレージ


自分で洗車する人の多くはこの派閥に属しているのではないだろうか。筆者もここだ。まず車全体に水をかけて、カーシャンプーを泡立てたスポンジで汚れを拭き、また水をかけてすすぐ。




グリオズ・ガレージはカーシャンプーとして「Car Wash(カーウォッシュ):16オンス 1980円」を用意している。一見、高価に思えるが500倍に希釈するタイプと聞けば納得だろう。最高級グレードの界面活性剤を使用することで、コーティングやワックスを剥がすことなくボディの汚れだけを洗い流してくれる。しつこいタール汚れなどには希釈濃度を高くすることで対応するのも便利だ。



 
リンスインシャンプーのようにカーシャンプーと同時にワックス掛けを、と望む方には「Best of Show Wash & Wax(ベストオブショウウォッシュ&ワックス):16オンス 2090円」もラインナップされている。こちらも約130倍に希釈して使うタイプ。泡立ちはCar Washに比べると控えめですすぎは素早く終わる。そんなお手軽さにもかかわらずワックス成分はカルナバロウなので、そのツヤは本格派だ。






そして水洗いの後の拭き取りにぜひ使って欲しいのが「PFM テリーウェーブタオル:約40×40cm 2枚セット 3300円、約65×90cm 1枚 6490円」である。上の方の写真でSpeed Shineの下に敷いてあるグレーのタオルがそれだ。柔らかいのでSpeed Shineの拭き取り用などとしてもいいのだが、セーム革に代わって主流となったマイクロファイバーの、さらに上をゆく吸水力は驚きのレベルだ。いまだに人工セーム革を使っていた筆者にとって、この吸水力は控えめに言って衝撃だった。

昔はすすぎが終わったら水をセーム革などで拭き取って、ワックスなりコーティング剤なりを塗って、また拭き取るという「徹底的にキレイにしたい派」が多数だったが、最近は濡れたボディにそのまま吹きかけたコーティング剤を拭き取るだけ、という「それなりにキレイな仕上がりを望む人」の方が多い。コーティング剤の進化で手間と効果のバランスが最も良いからだろう。



グリオズ・ガレージの場合は「Spray-On-Wax(スプレーオンワックス):22オンス 3080円」が、その濡れたボディにスプレーするタイプだ。表面が乾かないうちにタオルのきれいな面で拭き取るだけで仕上げは完了。Spray-On Car Washの逆で、クリーナー成分は含まれず、その代わりカルナバ配合のワックス成分が増強されている。



「それなりにキレイな仕上がりを望む人」にとって、もう少しだけ手間をかけるのであれば「Best of Show Spray Wax(ベストオブショウスプレーワックス):22オンス3410円」ではないだろうか。こちらはカルナバロウに加えてポリマーも配合されたハイテクなスプレーワックスである。ただし、ボディに残った水はしっかり拭き取った上で、ボディパーツごとにスプレーしてタオルなどで拭き上げることが必要だ。


とはいうもののお手軽なスプレータイプであるし、ワックス効果を最大限に狙うならポリマーも配合されたコレが良いだろう。

スプレータイプ以外に同名のリキッドタイプの商品もあるが、これはお手軽さより、さらなる仕上がりの良さを追求した「徹底的にキレイにしたい人」向けのものなのでお間違いなく。

文:馬弓 良輔  Words:Yoshisuke MAYUMI

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