極上コンディション!ラリー仕様のポルシェ912がオークションに

Bonhams

ラリー仕様のポルシェ912がオークションに出品される。

ポルシェが912をオフィシャルでレースに参戦させることはなかったものの、様々な道路状況での長距離走行に最適なプラットフォームとして捉えたプライベーターが、ラリーに使用していた。ラリーで最もよく知られている912の歴史は、ポーランドのソビエズワフ・ザサダが912でファクトリーの911Sを抜いてヨーロピアン・ラリー・チャンピオンシップで優勝したときであろう。 

そして、この912は実際にラリーに参加していた競技車である。初期のレースヒストリーを記録した膨大な履歴ファイルも付属している。1968年のKAKスウェーデンラリーで912を運転しているアルビン・グリバーグとレナート・スヴェンスクを写した素晴らしいアルバムも残されている。



これらに加えて、このファイルには初期のスウェーデンの登録書、COA、およびこの車両が掲載されている1968年のBil Sport誌のコピーも含まれている。レースでの現役を終えたあと、スウェーデンで保管されており、その後アメリカに輸入された。そして、スペシャリストの元へ送られ、オリジナルのラリー仕様にフルレストアされている。多大な努力と時間が費やされ、見事にかつての姿を取り戻している。ドイツのスタッズ付きスノータイヤ、ラリー用ライト、スキッドプレート、ヨーロッパ仕様のヒートシステムとライト、カラーリングなど、すべてがオリジナル同様だ。サスペンションなどメカニカル系もリビルドされており、いつでも走行可能となっている。



2020年には、アメリアアイランド・ワークスリユニオンに展示され、賞を獲得している。翌日に開催された、コンクールデレガンスにも招待されている車両だ。

推定落札額は、11万ドル~13万5000ドル(約1155万円~1417万円)となっている。

オクタン編集部

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