着せ替え人形?自由自在にボディタイプを変えられる車があった ?!

Mercedes-benz

1995年のジュネーヴ・モーターショーで、メルセデス・ベンツは革命的な一台を発表した。

その基本的なコンセプトは、従来の乗用車とは一線を画している。 2ドアのコンパクトなヴァリオは、どんな用途にも使える車だった。ほんの数ステップで外観を簡単に変えることができたのである。ルーフ、サイドウォール、リアエンドで構成されたボディセクションは、他のボディバリエーションと交換できる。たとえば、エステートをカブリオレにしたり、サロンをピックアップに変えたりして、個人的な好みや用途に合わせて自分でカスタムすることができた「着せ替え人形」のような車だった。



4つの異なる車両コンセプトを1台の車に統合することに成功し、ドライバーが自分たちの要件に合わせたいという希望に応じて車両を改造する新しい方法を提示したのである。

シュトゥットガルトのエンジニアリングチームは、「フォーインワン」の車を製作するために、基本的なボディと取り外し可能な上部セクションに分けた。ベースとなるボディには、フロントガラス、ドア、ダッシュボード、シートだけでなく、すべての技術システムが含まれている。その独創的なスタイルのおかげで、基本的なボディセクションは、使用されているどのトップセクションにも見事に調和し、ボディセクション間のインターフェイスを巧みに隠している。結合部は、サイドに沿ったウエストラインの下、サイドウィンドウ、フロントガラスフレームの上端、および背面に配置されていた。



そして、それらは電磁石と特別なロックシステムにより、本体にしっかりと固定されていた。リアにあるコネクタは、ボディの電源に接続されていた。その電子機器が、どのバージョンが取り付けられたのかを自動的に検出し、それに応じて必要な接続を有効にするものであった。

いつの日か、このコンセプトが市販化される日を楽しみに待とう。

オクタン編集部

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