有名レーシングドライバーが、スパークに集う理由

Photo/ N. Watanabe

ウーゴ・リペール氏が手掛けるMINIMAX社のハイブランド「スパーク」は、作り手自身の「車が好きだ!」という想いが溢れんばかりに込められているミニカーブランドである。主にモータースポーツシーンに登場したマシンで構成されるラインナップのうち、レースやラリーに参戦したヒストリーを持つ車両については、それぞれのマシンの小さな凹みや汚れなどまでもが忠実に再現されているのは驚嘆に値する。

そのコンセプトの根底にあるのは、ウーゴ氏の「車、そしてモータースポーツが好き」という純粋な情熱である。その情熱は多くのドライバーに自然な形で伝わり、共感を呼び、彼の元には常に多くのレーシングドライバーが集う。例を挙げるとステファン・オルテリ、アンリ・ペスカローロ、アラン・マクニッシュ、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ、ローレン・アイエロ、ディティエ・オリオール、アール・バンバー、ロマン・デュマ、ケヴィン・エストレなど、錚々たる面々だ。彼らが「仕事だから」という義務感で交流するのではなく、プライベートでも親しく交わるのは、ひとえにウーゴ氏の情熱に共感しているからにほかならない。

このように自然に楽しむ姿勢がプロダクトにも精緻に反映され、結果としてより多くのモータースポーツファンが、スパークのファンとなっていく。2018年にリニューアルオープンしたスパークのショールーム「Spark Gallery Tokyo」では、1/8スケールから1/87スケールまで約1300台が展示され、車を愛する人々が集い楽しめる場になっている。

ここで最近のスパークのトピックスをご紹介。去る7月にSpark Franceの特注品1/43スケール「24H Le Mans 2019 Winners」の抽選販売が行われた。2019年のル・マンを制したTOYOTA TS050ほか、各カテゴリーの優勝車を1/43スケールでモデル化したものに優勝トロフィーが付属した特別バージョンだ。本来は今年のル・マン24時間レースの会場となるサルトサーキットのSpark Model直営ショップのみで販売される予定だったアイテムだが、Spark Gallery Tokyoでごく少数を入手することができたため、抽選での販売を行ったという。

43LM19SS / TOYOTA TS050 No.8 Winner LM 2019



S7919S / Alpine A470 No.36 Winner LMP2 LM 2019



S7942S / Porsche 911 RSR No.56 Winner LMGTE AM LM 2019



LSLM091S / Ferrari 488 GTE No.51 Winner LMGTE PRO LM 2019 Looksmart



数少ないモデルを幸運にも手に入れることができた人がうらやましい限りだが、Spark Gallery Tokyoでは今後も通常販売していないスペシャルモデルの抽選販売を行う予定とのことなので最新情報は公式サイトやSNSでこまめにチェックしてみよう。注目のモデルについては、今後もoctane.jpで継続的に紹介していきたい。


Spark Gallery Tokyo
住所:東京都港区新橋3-3-14 田村町ビル1階B
TEL:03-6206-1010
OPEN:12:30~19:00
定休日:日曜・祝日
URL:https://sparkmodel-japan.qwc.jp/

Words: Octane Japan Photo: N. Watanabe

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