「世界で一番安全な車」を作ろうとしたら・・「世界で一番変な車」に ?!

oldconceptcars

「世界で一番安全な車」を作ることがミッションであった、ウォルター C. ジェロームという人物がいた。

彼は安全な車を目指して"Sir Vival"という車を作り上げた。Sir Vivalのベースとされたのは、1948年 ハドソンであるが、その面影はほとんど見られない。正面衝突からの危険性を避けるため、車体が2つに分けられている。乗員のいない前方で衝撃を吸収し、後方の安全が確保されるという考えのもとだ。しかし、“乗員を守ること”だけを考慮したため、見た目からも想像できるがハンドリングの悪さはひどいものであったといわれている。



さらに、塔のようなものを備えて乗員の視界を良くするようにした。360度の窓に使えるワイパーを製作することも彼にとってひとつのゴールであった。車体を囲むように取り付けられているゴムのバンパーは、あらゆる方向からの衝撃を吸収するものだ。

過去には雑誌でも特集されていたが、結局のところ「世界で一番安全な車」というよりは「世界で一番変な車」を作りあげてしまったといえるだろう。

オクタン日本版編集部

無料メールマガジン登録   人気の記事や編集部おすすめ記事を配信         
登録することで、会員規約に同意したものとみなされます。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

RANKING人気の記事