北へ、南へ、シトロエン2CVと30年│第7回 ちょっとした故障



持つべきものは親切な友人、ということで今度は一部で「2CVの神様」と呼ばれている人、仮にハラシマさんとするが、そのハラシマさんからこんな写真が送られてきた。



折れたスイッチ部分に家庭用蛍光灯スイッチらしきものが取り付けられていて、紐を引くたびに点けたり消したりできる。う〜ん、これは手元で操作ができるし便利そうだ。さすがハラシマさん、と思ったら、この車は知り合いのウチダエースケさんのものらしい。





この蛍光灯タイプは東京のごく一部地域で流行っているようだ。ハラシマさんの近所に住むアサブキさん(仮名)も同じような改造をしている。ヘッドライトならまだしも室内灯までイエローバルブにする必要があるのかはハゲしく疑問ではある。



こちらはコアなシトロエン乗りの聖地と一部で囁かれている北関東方面に住む方、ここでは仮にタサキさんと呼ぶことにするが、彼の2CVの室内灯スイッチ部分の写真だ。ミニのようなトグルスイッチが美しい。ちなみにタサキさんの2CVは写真のようにすだれトップが付いている。夏の直射日光を避ける日本の2CV乗りの定番アイテムだ。



最後に紹介するのは間接照明がおしゃれなミヤマさんの2CV。しかし、真に注目すべきは写真左側の黒い物体だ。



そう、これによってドアの開け閉めに連動して室内灯が点くという夢のような仕様に仕上がっている。2CVに乗っているとフツウの車では当たり前のことが当たり前ではないのだ。こんなものまで作っているエーモンにも脱帽だ。しかも599円とは!



かくして、様々なアイディアを頂戴した筆者なのであるが、他の友人が予備の室内灯を持っていると聞きつけるや否や、一瞬の迷いもなくそれを手に入れたことを正直に告白する。何しろDIYは苦手だし、秋葉原にも顔が利かないのだ。

 

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