【2台くっつけて8人乗りに】 80年代に誕生した斬新なミニバンのコンセプト

oldconceptcars

ミニバンがは流行る1990年代以前に、メーカーはファミリーカーセグメントを後押しする方法を考えていた。それに伴うように、世界中でユニークなコンセプトカーが誕生したが、ここで紹介するのは1989年に発表されたプリマス ボイジャー Ⅲである。

その大きなガラスを持ったスタイリングは2年後にリリースされたポンティアック・トランス・スポーツを彷彿させる。プリマスは、ピラーレスにすることで、スタイリッシュな雰囲気を生み出している。ルーフもガラスで、側面から見たときににその長いシルエットが強調されている。

このコンセプトの最大の特徴は、車体が2つの部分で構成されていることである。前部は3人乗りのミニチュアトラックキャブで、小さなシティカーのような外観となっている。そして、後部に付くトレーラーには5シートあり、2つをくっつければ合計で8人乗れるようになっていた。この"2-in-1"により、シティーカーとして、ミニバンとして、という運転が可能になっているのだ。



2つのパーツを組み合わせると、前部の後輪が後退して後部のボディにくっつくようになっている。エンジンは、前部と後部どちらにも4気筒エンジンが搭載され、2つは電子的に調整されるか、独立してエネルギーを生み出した。残念ながら、インテリアの写真はほとんど残されていないが、80年代後半らしいシンプルな空間となっている。



創意工夫がこらされた一台であったが、1990年のシカゴ・モーターショーで発表されたときは高く評価されず、注目されないままに終わったのであった。

オクタン日本版編集部

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