【革新性、情熱、独自性】マセラティが今後のプロジェクトを発表

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マセラティはMC20の発表から始まったブランドの新時代の指針として、今後のプロジェクトを発表した。新時代のキーワードとして示したのは、革新性、情熱、独自性、である。

まずモデルラインアップにおいては、7月に発表したギブリ ハイブリッド、8月に発表したトロフェオ コレクション、そして100%メイド・イン・モデナのMC20。すべての出発点となるのは、モデナのヴィアーレ・チロ・メノッティ通りにある歴史的な工場だ。モデナ工場は、80年以上にわたってマセラティの本拠地であり続け、ブランドのDNAである「メイド・イン・イタリー」とその伝統を守りながら、未来への抑えきれない情熱と革新性が融合した場所である。

MC20は、未来への新たな道を切り拓く、新時代の第一歩となるモデルとなっている。クラフツマンシップとエンジニアリング、エレガンスとパフォーマンス、レーシングスピリット、そして車を駆る喜びという、アンビバレントな要素を絶妙にバランスさせることで、このスーパーカーの唯一のエレガントなデザインを実現している。

モデナにあるマセラティ・イノベーション・ラボでは、デジタル・プロセスの導入により製品開発をより効率化させている一方、初期段階からドライバーを優先した統合的なアプローチを採用するという独自の手法を採用した。このイノベーション・ラボから誕生した第1号となるMC20においては、車両ダイナミクスの90%以上は、ラボ内の「バーチャル・ビークルダイナミクス開発」と呼ばれる革新的なアプローチを用いて、バーチャルモデルを用いて開発している。マセラティ・イノベーション・ラボは、マセラティの未来を語るのに最適な場所であり、ここではフォルゴーレ、新しい小型のSUV「グレカーレ」が生み出されていく。



新型マセラティ グラントゥーリズモとグランカブリオは、マセラティ初の100%電気自動車となるモデルで、モデナで設計され、トリノの生産拠点で生産される。また、モデナのマセラティ工場では、MC20の電気バージョンも用意されている。



マセラティは、そのモデル名に伝統的に風にちなんだ車名を付けてきた。1963年、伝説のミストラルから始まり、ギブリ、ボーラ、メラク、カムシンが登場、そして2016年にはマセラティ史上初のSUVとなるレヴァンテが登場している。

そして、ブランドの新時代において、新たなカスタマイズプログラム「フオリセリエ」が誕生する。このプログラムではすべてのマセラティを顧客の好みに合わせてカスタマイズすることが可能となり、モデナ本社に新設される新しい「カー・テーラリング」ショップでユニークな体験をする機会が提供される。何千通りもの組み合わせの中から、3つの基本的なコレクションを出発点に、コルセ、ユニカ、フューチュラという3つのコレクションを用意している。



ギランディーナ塔の下にあるピアッツァ・グランデではMC20が、さらにピアッツァ・ローマではレヴァンテ、ギブリ、クアトロポルテのトロフェオコレクションが展示される。

また、イベント期間中、モデナの解剖劇場では、マセラティ製の新型エンジン「ネットゥーノ」の「解剖セッション」が行われ、技術的な宝石を細部に至るまで検証することができます。

オクタン日本版編集部

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