オーダーメイドで楽しむ車とファッション│ヴィンテージカーと溶け合うタイムレスなスタイル

愛おしいマイカーのカラーリングや内装を気にかけてしまうのは、愛車の最高の姿を見たいから。それと同じように、愛するパートナーにも、特別な一着を身に着けて隣に立ってもらいたいものである。今回はオーダーメイドで楽しむ車とファッションの世界を提案しているスクーデリア46のレディスブランド「mieyamieya(ミーヤミーヤ)」をご紹介していこう。

ヨーロッパのクラシックカーイベントを取材して日本と楽しみ方の違いを大きく感じるのは、参加者のスタイルだ。愛車の製造年代に合わせたクラシックなファッションから、スタイリッシュなドライビングウェアなどさまざま。とくにコドライバーを務める妻やパートナーとのペアルックは見ていても微笑ましい。そして車を降り、ディナーやパーティの席ではドレッシーなジャケットやドレスに一転するが、それもエレガントな雰囲気にリラックスした自然体が伝わってくる。
 
それはドレスコードといった格式ばったものではなく、自分の個性を主張し、それぞれのシーンを楽しむための、ファッション本来のあり方といっていいだろう。しかも車と同様に気を配ることで、車との一体感を深めるとともに、その魅力の世界をより深く堪能できるのだ。
 
そんな大人のファッションの楽しさを提案するのが、ヴィンテージカーはじめ、高級車を撮影用にレンタルする事業などを展開するスクーデリア46が、新たにスタートしたオリジナルレディースブランド「mieyamieya(ミーヤミーヤ)」だ。この立ち上げには、車を愛するブランドオーナーのある経験がきっかけになった。


 
海外でホテル滞在中、バレーパーキングに停まった一台の高級車から女性が降り立った。そのファッションはラグジュアリーな車とシックに溶け込み、まるで映画のワンシーンのように感じられたそうだ。
 
日本でも名だたる高級車を目にする機会も増え、往年の名車への注目度も高まっている。しかしそれも愛好家の域にとどまり、老若男女を問わず車への興味関心の高い欧米に比べると、文化的な成熟度はまだこれからという所。とくに女性の間では、走るだけではない、カーライフの楽しみが伝わってはないのではないか。そんな疑問とともに、女性たちにもっと車に興味を持っていただくため、その入り口としてファッションを提案することを思い立ったという。


 
オリジナルブランドでも力を注ぐのが、オーダーメイドへの取り組みだ。自分らしさを表現する、世界に一着の服には誰もが憧れることだろう。これを実現するオーダーメイドは、メンズファッションではテーラーリングスーツや高級靴など広く認知され、男のこだわりの趣味として親しまれている。
 
オーダーメイドは"ビスポーク"と呼ばれる。その理由は、Be spoken 、つまり作り手との会話によって初めて生まれるからだ。交わされる話の内容は服に留まらず、好きな映画であったり、よく行くお店、休日の過ごし方など、趣味や嗜好、ライフスタイルに及び、そのなかから用途やシーンに応じた一着が形作られていく。そしてプロの意見やアドバイスを通して、自身に合ったスタイルを発見し、さらに新たな可能性を拡げることにもつながる。こうしたプロセスがファッションの審美眼を高めてくれるのだ。


 
だがビギナーにとっては、オーダーメイドはいささかハードルが高いと思われるかも知れない。そんな時は、たとえば愛車や憧れの車のデザインやカラーリング、世界観などをイメージしてもいいだろう。掲載した写真のスタイリングは、いずれもそうしたモチーフを生かしつつ、現代的な解釈を加えることで時代を超越した存在感に溢れる。もちろんこうしたまったく新しいデザイン以外にも、お気に入りの服をベースに独自にアレンジをしたり、より自分の体型やスタイルにフィットさせた一着を作ることもできる。


 
オーダーメイドの価値は、唯一無二の稀少性であり、自分のためだけに作られたワンオフのオリジナリティ、そしていつまでも愛着を持って着続けられるタイムレスがある。考えてみればそれはヴィンテージカーに通じる魅力であり、その楽しみのアクセントとしてぜひ助手席に座るパートナーに薦めてみてはどうだろう。いまから冬のツーリング計画に向けて、ファッションから準備するのもいい。尻込みしがちなパートナーだってきっと目を輝かせるはずだ。
 
また、オーダーメイドに加えて、上質な素材を起用したカジュアルラインも展開されている。そちらについては、次回の記事で詳しくご紹介していく予定だ。楽しみにお待ちいただきたい。



【HOW TO ORDER|オーダー方法】

01:ヒアリング
好みのスタイルやどんなシーンで身につけたいかなど、デザイナーとディスカッション。

02:プランニング
ヒアリングの内容を元に、イメージをデザイン画で確認。

03:採寸
ひとりひとりの体形やこだわりに沿って最高の着心地になるよう採寸。

04:フィッティング
縫製作業の後、着丈・シルエット・感触など気になる点を微調整。

05 完成
納期の目安はスタイルにもよるが、注文から約4週間~。

■オーダーメイド参考価格
スーツ上下:20万円 (税別)~
ジャケット:12万円 (税別)~
ボトムス:6万円 (税別)~


■デザイナー
松田克麿

■問い合わせ
Scuderia46
email:info@scuderia46.com

https://www.scuderia46.com/apparel/

文:柴田 充 写真:下村一喜 Words:MitsuruSHIBATA Photography: Kazuyoshi SHIMOMURA

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