ポルシェがアメリカで販売されてから70周年「世界で最もエキサイティングな車のひとつ」

Porsche AG

ポルシェは1931年に設立されたが、最初のスポーツカーであるポルシェ356がラインオフされ、ドイツでの道路走行が認定されたのは1948年のことだった。それから2年後、アメリカで自動車の販売を開始し、2020年はポルシェがアメリカに到着してから70周年記念にあたる。当初、ポルシェ356は、ニューヨークにディーラーを所有していたオーストリア人のマックス・ホフマンによって輸入されていた。

最初の2台の1.1リッター 356クーペは、1950年の秋にホフマンにデリバリーされた。その年のパリ・モーターショーで、彼はアメリカで週に5台の車を売りたいと思っていたフェルディナント・ポルシェに会う。

当時、アメリカ市場でのポルシェの確立は、356が他の車よりも高価でエンジンが小さかったため簡単ではなかった。ホフマンは「耐久性、トラックで鍛えられた敏捷性、日常の使いやすさ」を大きく打ち出したいと思っていたが、ポルシェには広告予算が​なかった。つまり、ホフマンはアメリカの顧客にブランドを確立するという困難な課題に直面していた。ホフマンは販促資料で、356を「世界で最もエキサイティングな車のひとつ」と表現し、「これまでにないハンドリング、ロードホールディング、サスペンション、安全性の新しい概念」を発表したのであった。



ホフマンは1954年までに毎週11台のポルシェを販売した。これは、当時のポルシェにとって年間生産量の30%を占めていた。356モデルの生産最終年には、ポルシェのアメリカ市場シェアは74.6%に増加した。この成功に基づいて、手頃なポルシェ356スピードスターが誕生した。

その後、1955年に独立した流通ネットワークであるポルシェ・オブ・アメリカコーポレーションが設立され、アメリカでのポルシェの存在感が高まった。1990年代は、1998年にボクスターが到着するまで、ポルシェにとって困難な時期になっていた。しかし、ボクスターは、新しい聴衆を引き付けることに成功する。アメリカでのポルシェの成長の重要なマイルストーンは、2003年にカイエンが発表されたことだ。これは、数年間アメリカで最も売れたモデルとなった。



ポルシェのアメリカでの販売台数は、新しいモデルのおかげで毎年成長を続けている。2015年には、ポルシェクラブ・オブ・アメリカの60周年を祝うために、911 GTSクラブクーペを製造した。これは、アメリカ専用の60台に限定されている。これに続いて、100万台目のポルシェ911が生産され、1950年にマックス・ホフマンが運転していたニューヨークの通りをドライブした。



2019年はアメリカのポルシェにとって画期的な年でもあり、販売台数は過去最高の6万1568台に増加した。タイカンにも大いに期待が寄せられている。

オクタン日本版編集部

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