ひと目見てポルシェ 911 カレラ RS 2.7を購入!カメラを愛するレーシングドライバー

Porsche AG

レーシングドライバーのアンドレ・ロッテラーはレーストラックにおけるスキルでよく知られているが、カメラの才能はあまり知られていない。

彼はポルシェ911 カレラ RS 2.7を購入した。パリのアールキュリアルオークションでダックテールを初めて見て所有することを決めたのだという。彼は後にそれをフランスのブルターニュ地方の首都であり、国内で11番目に大きい都市であるレンヌの修復ショップRVクラシックに持ち込んだ。RVのマネージャー デイビッド・エルべは、20年以上にわたってポルシェのスペシャリストである。デイビッドのチームは、細部にまでこだわり、幅広い専門知識でロッテラーの愛車にレストアを施した。「クラシックのポルシェでコーナリングするよりも楽しいことはほとんどありません」とロッテラーは話しながら、ライカカメラを取り出して撮影をはじめた。「アナログ写真はより強い生命を持ち、時代を超える存在です」と彼は説明する。



「レーシングドライバーとしての私の人生は素晴らしいです。計画"B"を一度も持っていませんでした。私は非常に野心的で、チームと細心の注意を払って準備しています。つまり、車に乗っているときは明確な考えがあり、常に集中しています。自分の直感をよく聞き、反応し、車の状態を感じます。負けることを恐れてはいません」

ロッテラーはサイクリングで体を鍛えている。また、精神のために彼はジャグリングとスラックライニングも行っている。また、ペルー出身の父親が幼い頃から教えていたように、彼は常に目標を明確にするよう努めている。目標をより正確にできれば、それを達成して勝利する可能性が高くなる。



彼はまた、趣味である写真に従事しているときも集中している。そして、ダックテールのポルシェでドライブに行きながら、写真撮影に最適な場所も探す。工業地帯は、ブラッドオレンジのポルシェを美しく際立たせる。

1972年10月、軽量960kgのスポーツカーは、パリ・モーターショーで世界初公開された。その1カ月後、公認に必要な500台が売り切れた。独特なリアスポイラーを持ち「ダックテール」というニックネームが与えられた。ポルシェは最終的に1525台を販売した。

ロッテラーはライカのファインダーを覗き、日本での時間について話す。2003年に東京に移り、スーパーフォーミュラシリーズ(以前のフォーミュラニッポン)とスーパーGTチャンピオンシップで成功を収めている。「日本人は両手を広げて私を歓迎してくれました。そこで非常に率直で礼儀正しい人々と共に、15年間にわたって素晴らしい時間を過ごしました」



彼のロールモデルは、アイルトン・セナとジャッキー・イクスだそうで、イクスとは友人関係にある。この先も、偉大なる先代レーサーの背中を追いながら、キャリアを積んでいってくれるであろう。


オクタン日本版編集部

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