航続距離は最大520km│フォルクスワーゲン初のEV SUV ID.4が世界初披露

フォルクスワーゲン初のEV SUV ID.4が発表された。ゼロエミッションで走行し、カーボンニュートラルな工場で生産される。

「“ID.4”は、その効率的な電気駆動システム、広々とした室内、最先端のドライブアシストシステム、力強いデザインによって数多くのお客様に訴求する、エモーショナルなオールラウンダーです」と、フォルクスワーゲンブランド最高経営責任者(CEO)のラルフ・ブランドシュテッターは述べている。

オールラウンドな才能を備えた車で 、 スポーティでありながらも 、運転しやすく、快適に走行することが可能。バッテリー容量は最大77kWh(正味電力)で、航続距離は最大520km(WLTP)となっている。バッテリーは乗員コンパートメントの下に搭載されているため、低い重心が実現している。リアアクスル上に搭載された電気モーターは 150kW(204ps)の出力を発生し、0~100km/h 加速は8.5秒、最高速度は160km/hである。後輪駆動による高いグリップ性能と21cmの最低地上高により、この SUV モデルは、整備されたオフロードでも優れたパフォーマンスを発揮する。DC(直流)高速充電ステーションを利用することにより、約30分で320km(WLTP、125kW)を走行可能な容量を充電することが可能。



エクステリアは、きわめてモダンな外観により、アスリートのプロポーションを連想させる。クリアで流れるようなデザインは自然からヒントを得たもので、0.28という非常に優れた Cd値(空気抵抗係数)を実現。ヘッドライトには、標準バージョンでも数多くの LED を使用する一方で、テールライト クラスターは、全バージョンにLEDテクノロジーのみを採用している。最上位バージョンは、さらに先進的でインタラクティブな機能を備えた、 “IQ.Light” と呼ばれるLEDマトリクスヘッドライトが装備される。このヘッドライトは、回転式のレンズモジュールが乗員を歓迎し、インテリジェントに制御されたハイビームを生成する。このヘッドライトを装備すると、リアには新しい3D LEDテールライト クラスターが装着される。このテールライトは、非常に均質で明るい赤い光を特徴としている。最大 21インチの大径ホイールは、この車のキャラクターを強調している。



全長 4.58mの「ID.4」は、フォルクスワーゲンの MEB (モジュラー エレクトリック ドライブマトリクス)アーキテクチャーを採用。MEB は、乗員を最優先に考えて、室内とテクノロジーのためのスペースをまったく新しい方法で分割している。そのため、従来のSUV カテゴリーにおいて、1つ上のクラスに相当する広い室内スペースを実現しているのだ。採用されているカラーと素材は、現代的でありながらも、自宅にいるような落ち着きも感じさせる。

また、従来のボタンやスイッチを排した操作コンセプトが採用されている。操作は、2つのディスプレイを介して行う。そのうちの1つは、最大 12インチのディスプレイで、タッチ機能に加えて、“Hello ID.”と呼ばれる日常会話にも対応したボイスコントロール機能を備えている。新しい “ID.Light” (フロントウィンドウ下の細いライトストリップ)は、ドライバーを直感的にサポートする。AR(拡張現実)テクノロジーを採用したオプションのヘッドアップ ディスプレイは、現実に見える風景に様々な情報を重ね合わせることができる。



「ID.4」は、ヨーロッパに続き、中国、そして米国でも生産と販売が予定されており、電気自動車のグローバルカーとしての役割を徐々に担うことになる。フォルクスワーゲン ブランドは、「Transform 2025+」戦略の一環として、2024年までにe-モビリティに対して110億ユーロを投資する予定となっている。

オクタン日本版編集部

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