エディ・ヴァン・ヘイレンが死去│ランボルギーニ・ミウラを毎日乗るほどの車好きだった

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一世を風靡したアメリカのロックバンド、ヴァン・ヘイレンのリードギターを務めていたエドワード(エディ)・ヴァン・ヘイレンが2020年10月6日、65歳で逝去した。

息子であるヴォルフガング・ヴァン・ヘイレンによってSNS上で、次のようなコメントと共に父親の死を明らかにした。「これを伝えなければならないことを信じられません。私の父、エドワード・ヴァン・ヘイレンは、今朝、癌との長く困難な戦いに敗れました。彼は私にとって最高の父親でした。 ステージの中、外で彼と共有した瞬間すべてが贈り物です。私の心は打ちのめされており、この喪失から完全に回復することはないと思います。お父さん、あなたを心から愛しています」

エディ・ヴァン・ヘイレンはその人柄から多くの仲間にも慕われていた。過去に「人生において音楽が全てだった」と話していたこともあったが、実は彼も車フリークの一人であったのだ。

若い頃からポルシェ356、911などで遊んでいたが、真っ赤なランボルギーニ・ミウラを30年以上所有し毎日の足として使用していたほど。欧州車に限らず、派手に改造したアメリカ車も所有していたり、ポルシェ911 GT3 RSも持ち、巨大なトラックすら自分で運転していた。



中でも、注目を集めていた一台がポルシェ993ターボである。新車時にエディ・ヴァン・ヘイレンが購入し、4年後にRUF仕様に改造させた。生粋の車好き、それも自分で走らせることが好きな人だからこそ行うことだろう。ボディカラーはアリーナレッドと呼ばれるカラーで、インテリアはブラックレザーとウッドが組み合わせられた渋いチョイスだ。一度、所有者が変わり、オークションに出品されたが最高落札価格に到達せずに終了している。



その後、再びオークションに姿を現すことはなかったが、おそらく現オーナーがエディ・ヴァン・ヘイレンの想いをそのまま受け継いでどこかで走らせているかもしれない。現在彼のガレージにあるコレクションも、いずれはオークションに出品されるかもしれないが、しばらくは息子のもとで大切に保管されていくことだろう。

オクタン日本版編集部

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