自分自身に満足できる一台を│現代における「個性」と北欧デザインの「控えめな美しさ」

Photography:Ryota SATO

現代には、強い“個性”が求められている。例えそれらを求めていないとしても、日常生活の中で目にし、強烈なインパクトを与えられることは多いだろう。そんな時だからこそ、上品で控えめに表現される“個性”には、尊くかけがえのないものを感じる。

「車」というものも、人々が個性を表現する大事な要素である。ある人にとっては、単なる「移動手段」でしかないが、それもひとつのスタイル。使い込む移動手段だって、なんでも良いというわけではないだろう。また、ある人にとって車は毎日の大切な相棒であり、自分が居心地の良い空間を重視する。見た目も然り。純粋に“カッコイイ”と思えるものに乗りたいはずだ。いずれにしても、そこには「取捨選択」が存在している。

何を基準に、移動手段、相棒を選ぶか?車内空間の快適さ、見た目の良さ、性能、安全性、大きさ、ボディタイプ、カラー、価格など用意されている選択肢は様々。

車の技術もすっかり進化した現代となっては、「安全」であることは当たり前といってもおかしくはない。性能だって、同じセグメントであれば、大きく異なることはないだろう。そんな中で選ぶことになるのは、自分のライフスタイルに合ったボディタイプ、価格、そして見た目ではないだろうか。

どうせ買うなら人と違うものが良い、と一風変わったデザインの車を購入する人もいるが、シンプルで無駄のないスタイルだからこそ表現できる個性もある。

例えば、ボルボのワゴン。1953年に発表されたDuettから今でも受け継がれているボルボ・ワゴンのヒストリーだが、最近ではSUVの人気によってワゴンスタイルを見かけることも少なくなった。しかし、すこし昔に遡ってみると、ワゴンスタイルがそこら中に走っていたのを思い出す。見慣れていたものがなくなってきた。



SUVでも可能だが、ワゴンにサーフボードを乗せたり、自転車を乗せたりしてみると「クール」。SUVほどの主張がなく、大人しい割には確立した個性を感じられる。人間でいえば、「凛としている」と表現できる。余計な装飾がない北欧デザインのボルボだからこそ、選ぶことができるカラーもあるだろう。レッドという派手なカラーはさることながら、最も日本で多いといわれる、シルバーのボディでも余計にスタイリッシュさが増すだけ。ひとつの個性としてワゴンスタイルを取り入れるということもおすすめだ。




オクタン日本版編集部

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